UNRWA職員がハマスによる襲撃事件に関与か…調査開始
日テレNEWS NNN
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は26日、去年10月に起きたイスラム組織ハマスによる襲撃事件に職員数人が関わっている疑いがあるとして、調査を開始したと発表しました。 UNRWAのラザリーニ事務局長は26日、イスラエル政府から去年10月7日のハマスによる襲撃事件について、UNRWAの職員数人が関与した疑いがあるとの情報提供があったことを明らかにしました。関与が疑われる職員との契約は打ち切り、調査を開始したということです。関与したとされる職員の具体的な人数や内容については明らかにしていませんが、「テロ行為に関与したUNRWA職員は刑事訴追を含め、責任を問われることになる」との見解を示しています。 この件について、国連のグテーレス事務総長は26日、UNRWAのラザリーニ事務局長から疑惑に関する報告を受けたことを明らかにした上で、「がく然としている」と述べました。事務総長は、調査によって職員の関与が明らかになった場合、直ちに解雇し、刑事訴追するよう要請したとしています。 一方、アメリカ国務省のミラー報道官は26日、今回の疑惑を受けてUNRWAへの資金拠出を一時的に停止すると発表しました。