バーFRB副議長、「決められた任期を勤め上げるつもりだ」
(ブルームバーグ): 米金融当局で銀行業界に目を光らせる役割を担うバー連邦準備制度理事会(FRB)副議長は、自身は任期満了まで勤め上げる計画だと言明した。トランプ次期米大統領がバー氏の解任に動いた場合はどうするのかという議員の質問に回答した。
「パウエル議長が述べたように、われわれは決められた任期を勤めることになっており、私自身そうするつもりだ」とバー副議長は20日、下院金融委員会で議員らの質問に答えた。
銀行監督を担当するFRB副議長としての任期は2026年7月に、FRB理事としての任期は32年1月に満了する。
パウエル議長は今月、議長を含むFRB高官の解任や降格は「法律上、大統領の権限として認められていない」として、トランプ次期大統領に求められても議長を辞任しない考えを示した。
下院金融委員会の公聴会には連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁や通貨監督庁(OCC)のスー長官代行も出席した。
原題:Barr Plans to Serve Full Term as Fed’s Top Bank Cop(抜粋)
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Katanga Johnson