「3歳の息子と妻と最高の瞬間」…韓国機事故で亡くなった起亜タイガース広報チーム長、最後のSNS投稿
【12月31日 KOREA WAVE】韓国・務安国際空港での済州航空機衝突事故で、韓国プロ野球チーム「起亜(キア)タイガース」の広報チーム長(43)が家族と初めての海外旅行中に命を落とした。事故の前、チーム長がSNSに投稿した家族旅行の記録が公開され、多くの涙を誘っている。 広報チーム長は妻(37)と息子(3)とともに冬休みを利用して家族で初めての海外旅行を楽しんでいた。息子は今回の事故で最年少の犠牲者とされている。 チーム長は帰国便に搭乗する18時間前にも、タイ・バンコクでの旅行写真を自身のSNSに投稿していた。旅行初日には「家族全員で初めての海外旅行。夜のフライトで初めて飛行機に乗る息子、初めてのパスポートに初スタンプ。長い一日で疲れたけど、息子のおかげで幸せな時間を過ごせた」とコメントを書いた。投稿には、息子が飛行機の窓から外を眺める姿や、妻と息子が象に乗って手を振る様子、家族でバンコクの夜景を楽しむ動画が含まれていた。 2日目の投稿には「#バンコク。幸せだ」という短い言葉とともに、寺院を背景に家族が笑顔を見せる写真が添えられていた。 SNSで公開された家族の記録は、多くのネットユーザーの心を動かした。SNSには「次の人生でも必ずまた家族として幸せに暮らしてほしい」「美しい家族写真を見て涙が止まらない」「言葉では表現できない悲しみだが、天国では3人が永遠に一緒に過ごせますように」といった追悼の言葉が寄せられている。 起亜タイガースは今年、7年ぶりの韓国シリーズ制覇を達成していた。投稿には「優勝を祝って楽しい気持ちで旅行に出たはずなのに、こんなことになるなんて」といったファンからのコメントも見られた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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