ヤマトHDが業績予想下方修正、コスト上昇 4─9月期は赤字転落
Shinichi Uchida [東京 5日 ロイター] - ヤマトホールディングスは5日、2025年3月期連結業績予想を下方修正すると発表した。個人消費が低迷する中で取り扱い数量が想定に届かず、時給や委託単価の上昇、積載効率低下などコストが増加した。4─9月期の営業損益は150億円の赤字(前年は123億円の黒字)、純損益は111億円の赤字(同53億円の黒字)に転落した。 通期予想は営業収益を前期比1.6%減の1兆7300億円(従来1兆7800億円)、営業利益を同75.0%減の100億円(同500億円)、純利益を同86.7%減の50億円(同320億円)にそれぞれ見直した。年間配当予想(46円)は変更しなかった。 IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想では営業利益の平均値は484億円。 ヤマトHDは発行済み株式の11.36%にあたる3900万株・500億円を上限とする自社株買いも併せて発表した。