かっこいい! リバプール、伝説の英雄(1)みんな大好き! まさに誇り! 世界に愛された英雄
長いサッカーの歴史の中で、リバプールは最も多くの人々から愛されるクラブの1つである。今回は00年代に活躍し、今なお多くのファンに愛されているリバプールの名選手たちについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
MF:スティーブン・ジェラード(リバプール/イングランド代表) 生年月日1980年5月30日(当時24歳) 04/05シーズンリーグ戦成績:30試合7得点2アシスト リバプール リーグ戦通算504試合121得点 リバプールでの主な獲得タイトル:FAカップ(00/01、05/06)、フットボールリーグカップ(00/01、02/03、11/12)、コミュニティ・シールド(06)、UEFAチャンピオンズリーグ(04/05)、UEFAカップ(00/01)、UEFAスーパーカップ(01) 近年のリバプールにおいて誰よりも愛されたのがスティーブン・ジェラードである。リバプールのアカデミーで育ち、98/99シーズンにトップチームデビュー。14/15シーズン後に退団するまで主将としてチームを支え続けた。 基本データはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を奇跡的な逆転勝利で制し、UEFA年間最優秀選手に輝いた04/05シーズンのもの。得点数やアシスト数においては倍以上の数字を残したシーズンもあるが、誰よりもチームプレイヤーだったジェラードのとって最高のシーズンといえるのはこの年だろう。 強靭な「フィジカル」にハードワークを惜しまない「守備力」、サイドアタッカーとしても有能な「ドリブル」に公式戦20得点を期待できる「攻撃力」、そしてどんな苦境にも決して折れない「メンタル」と、サッカー選手に必要な能力を全て世界最高レベルで兼ね備えている。 その中で最大の魅力を挙げるなら「パス」だろう。今回の能力値でも92を記録するように、精度の高さは最高レベル。ショート、ミドル、ロングとレンジが広がっても精度が落ちることはなく、万を超える大観衆の中でもキック音が響き渡るほど強烈だった。 誰よりも強く、誰よりも巧く、誰よりも諦めないジェラードという選手がチームにいる。それこそが当時のリバプールにとって最高の誇りだった。