【医学部受験】第一志望が国公立でも「私立併願しておくべき」これだけの理由
私立医学部:学費と偏差値は「ほぼ反比例」の関係
私立医学部の特徴として知っておきたいことは、「学費と偏差値はほぼ反比例する」ということです。すなわち、学費が安い医学部ほど難易度が高く、学費が高い医学部ほど難易度が低い傾向があります。 同じ私立医学部でも、学費帯によって難易度は大きく変わるため、まずは「どの学費帯の大学まで通えるのか」を決めておくことが大切です。 例えば、学費が2,500万円以下の医学部は難易度が非常に高く、国公立医学部と同等か、大学によってはそれ以上の難易度となっています。2,500万円~3,000万円の大学はやや難易度が下がるものの、求められる英語数学理科のレベルは高いです。 経験としては、学費が3,500万円以上になると、合格難易度が下がってくる印象があります。実際、これらの医学部は、当塾からも毎年「偏差値50台からの合格者」が複数出ています。 学費の差によって医学部の合格しやすさには大きな違いが生まれるので、出願可能校の学費帯は早めに検討しておくとよいでしょう。 【執筆】綿谷 もも 医学部医学科卒。数学が大の苦手で、高3の冬に受けた模試では偏差値39を取ってしまうほど。エースアカデミーで1年間浪人し、センター試験本番で90%以上を達成、関東の難関国立医学部、難関私立医学部に合格。 医学部入学後はエースアカデミーの医学生講師として6年間受験生を指導し300人以上の医学部合格に貢献。その経験をもとに、医学部在学中に書籍『医学部受験バイブル 現役医大生からの贈り物』を執筆、出版。将来の夢は小児科医。アイドルと猫が好き。 【監修】高梨 裕介 医学部予備校エースアカデミー 塾長、医師 医師/大阪医科大学卒、初期研修修了後に創業。 中学受験経験(灘、東大寺、洛南、洛星中学に合格)。 自身の医学部受験の反省を活かし、350名以上の医学部合格者を指導。医学部合格のためのよりよい指導をより安く提供することを理念としてエースアカデミーを設立。
綿谷 もも,高梨 裕介