なぜこうなった…。J3リーグ、今季のガッカリクラブ(5)まさかの監督解任…。昇格目指せたはずがPOにも臨めず
2024シーズンの明治安田J3リーグは、24日に第38節が行われ、全チームの最終順位が確定した。シーズンを通してサポーターの期待に応える素晴らしいパフォーマンスを見せたクラブもあれば、まさかの結果に終わり来季に不安を残すクラブもある。そこで今回は、今季のJ3リーグでサポーターの期待を裏切ってしまったチームを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は全て11月25日時点。
SC相模原 監督:シュタルフ悠紀リヒャルト 最終順位:9位(14勝11分13敗) 昨季18位という屈辱を味わったSC相模原は、戸田和幸監督体制2年目の今季序盤から好調を維持していた。開幕5試合を無敗で駆け抜けると、その後も着実に勝ち点を積み上げ、第15節終了時には自動昇格に迫る3位につけていた。 しかし、第17節のFC今治戦で初の連敗を喫すると、6月18日に戸田監督を電撃解任。その後、高橋健二監督が暫定で指揮を執ると、同月26日に、かつてY.S.C.C.横浜やAC長野パルセイロを率い、U-20タイ代表とブリーラム・ユナイテッドの監督を兼任していたシュタルフ悠紀リヒャルト氏を新監督に迎えた。 試合中でも声を張り上げ、選手を鼓舞し、時にはサポーターにも熱い言葉を投げかける熱血漢の就任で昇格への期待が膨らんでいた。しかし、第23節のツエーゲン金沢戦から今季初の3連敗。さらに、第30節の大宮アルディージャ戦から2度目の3連敗を喫してしまう。そして、PO争いに食らいついていたものの、第37節のFC大阪戦で0-1と敗戦し、7位以下が確定した。 昨季の順位を考えると、今季の9位という成績は悪くはない。しかし、J2昇格が目標である相模原にとっては、PO進出を逃したことは大きな失望だろう。来季はJ2復帰を果たすことができるか注目だ。
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