「本当はね!」青山学院大・原監督 往路Vも1、3区に一言 5区での逆転劇には「若の神、ここに降臨という形で頑張ってくれた」
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 青山学院大学が5区で逆転し、2年連続7回目の往路優勝を達成。原晋監督は鮮やかな逆転劇を振り返りました。 【画像】5区山上りで青山学院大・若林宏樹選手が中央大を抜き首位浮上 1区の宇田川瞬矢選手(3年)が先頭の中央大学と1分44秒差の10位でタスキリレーすると、2区の黒田朝日選手(3年)が区間3位も区間記録を超える走りで7人抜きの力走。3区の鶴川正也選手(4年)は区間4位も先頭との差を広げられますが、4区の太田蒼生選手が区間歴代2位となる快走で一気に先頭との差を1分半以上つめる猛追をみせます。そして5区山上りでは、若林宏樹選手(4年)が区間新記録の快走で、逆転の往路優勝を飾りました。 原監督は「能登震災で苦しまれている被災者の方に、走りを通して少しでも元気をお届けしたい、そういう思いで戦ってきた。最後は若林が“若の神、ここに降臨”という形で頑張ってくれた。学生たちが一年間努力した成果がここに結んだ」と語ります。 そして一際声を張り上げ、「本当はね!1区とか、3区とか、もう少しね、楽にできる場面もあったけれども」とインタビューに応じる宇田川選手、鶴川選手に一言。 それでも、「駅伝というのはトータルで戦うものなので。5人がよく頑張ってくれた」と選手たちをねぎらいました。 復路に向けては「山下りのスペシャリスト野村が後続に30秒以上離して、ピクニックランで7、8、9、10と帰っていきたい」と話しました。 ▽青山学院大学 往路1位 往路記録 5時間20分1秒 1区 宇田川瞬矢 1時間02分51秒・区間10位 2区 黒田朝日 1時間05分44秒・区間3位※新記録 3区 鶴川正也 1時間01分51秒・区間4位 4区 太田蒼生 1時間00分24秒・区間1位 5区 若林宏樹 1時間09分11秒・区間1位※新記録