植えっぱなしでも「ほとんど勝手に花咲く多年草」5選。華やかだけどお手入れ楽ちん!
桜が咲き誇る季節となりました。春といえば、ガーデニングを始めるのに最適な季節ですね。多くの植物を育てて華やかな庭や花壇を作りたいと思っている方もいるはず。 【写真5枚】エレガントで凛とした花姿のキキョウ。ローメンテ&華やかガーデンが叶う多年草はまだまだたくさん! 一方で、素敵なガーデンを作るのには多くの手間や時間、そしてそれぞれの植物に最適な生育環境などの勉強が必要になりそう…。 そんな点からガーデニングを始めるのに二の足を踏んでしまう方、とりあえず何から始めていけば良いかがわからないという方も多いと思います。 今回は、そんなみなさんにおすすめしたい「とにかく丈夫で手間がかからない、しかし、とても華やかな多年草の植物5選」の紹介、参考価格、注意事項などを説明していきます。どれも素敵な植物なので、是非最後までお読みください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
今回ご紹介する「ほとんど勝手に花咲く」多年草5選
・アネモネ ・クリスマスローズ ・クロスコミア ・キキョウ ・アジュガ それぞれの植物に最適な時期、環境さえ意識すれば、ほぼ植えっぱなしでOKな植物をピックアップ。 ガーデニング初心者さんや毎日忙しいみなさんにピッタリな「手間がかからない、しかし、美しい」多年草の植物たち。是非参考にしながらガーデニングを楽しむきっかけにしていきましょう。
ほったらかしでも「ほとんど勝手に花咲く」多年草5選
●アネモネ ・学名:Anemone coronaria ・科名・属名:キンポウゲ科イチリンソウ属 古代から人々と深くつながり、神話や伝説に頻繁に登場するアネモネ。その伝播には十字軍や巡礼者が関与しており、とても歴史ある植物です。 日本の生育環境では、秋に芽を出し、春に咲き、夏に塊根を作って休眠し、また秋に芽を出します。 植える際の環境としては、水はけがよく、日がたっぷり当たる場所に植えつけましょう。 夏になると地上部分は枯れてしまいますが、そこで肥料を沢山与えるのはNG。多湿にならないように管理をすると、タイトル通り「ほったらかし」で花が咲き続けます。 ※参考価格:300~600円程度(ポット苗)※球根は30円前後 ●クリスマスローズ ・学名:Hellborus × hybridus ・科名・属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属 寒さに耐え、うつむきがちに気品ある花を咲かせるクリスマスローズは「冬の貴婦人」の異名を持っています。その凛とした美しさから、多くのガーデナーを虜にしてきました。 栽培の難易度はアネモネよりも上がりますが、日陰でも育つなど、強健で育てやすい種類が多いです。 その性質ゆえ、鉢植えにも庭植えにもピッタリ。穏やかな光の当たる明るい半日陰に植えつけると、冬枯れの庭を彩ってくれます。アネモネからのステップアップにも向いている植物といえます。 ※参考価格:1000~2000円前後(3号ポット苗) ●クロコスミア ・学名:Crocosmia ・科名・属名:アヤメ科クロコスミア属 こちらもクリスマスローズ同様、様々な品種を持つ植物で、その種類は300以上あります。 地下に張った球根が毎年1個ずつ増えていき、3~4年分は枯れずに残り続けるため、団子のように見えます。 強い繁殖力を持つため、野生化し、適応していったものが各地で見られます。 花が夏に咲き、冬には球根として休眠をします。こちらも先程の植物たち同様「植えっぱなし」で殆ど手間がかかりません。 ※参考価格:800~1200円(3号ポット苗) ●キキョウ ・学名:Platycodon grandifloras ・科名・属名:キキョウ科キキョウ属 キキョウは、今回ご紹介する5種類の中で最もなじみ深い花かもしれませんね。その美しさは昔から愛され続けており、人々は観賞用、薬用と様々な用途にキキョウを有効活用してきました。 夏から秋にかけて白、ピンク、又は紫の花を咲かせます。耐寒性にも優れるため、生育環境にさえ気を付けていれば、ほったらかしでも育てやすい花です。 ※参考価格:300~600円(3号ポット苗) ●アジュガ ・学名:アジュガ ・分類:シソ科キランソウ属 ほふくして育ち、春には青紫やピンクの花を多数咲かせるアジュガ。 寒さに強く、乾燥に弱いという性質を持ち、直射日光の当たる場所での栽培には不向きですが、日陰の庭(シェードガーデン)では育てやすい植物です。 ブロンズリーフの品種は、グランドカバーとしてもその魅力を存分に発揮。大人シックな雰囲気なたたずまいが楽しめます。 ※参考価格:300~800円(3号ポット苗)
まとめにかえて
今回は、5種類のほとんど「ほったらかし」で育つ植物を紹介してきました。 是非今回の記事を参考に、ガーデニングの一歩を踏み出してみませんか? 既にガーデニングを始めている方にとっても、この記事が新たなヒントとなればと思います。
LIMO編集部