<秋ドラマ座談会>編集部員の“推し”ドラマをピックアップ 日曜夜の癒やしドラマ、ヒット作の続編も 意欲作続々
「ザ・トラベルナース」は、「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(同局系)などで知られる中園ミホさんのオリジナル。一定の医療行為を行える看護資格「ナース・プラクティショナー」を持つフリーランスの“トラベルナース”那須田歩(岡田さん)と、すご腕の“スーパーナース”九鬼静(中井貴一さん)が反発しつつも手を取り合い、患者ファーストで医療現場を改革する姿を描いた。
続編となる新シリーズでは、慢性的な医者不足に加え、働き方改革の影響で残業時間にも大きな制限が掛かり、ますます混沌(こんとん)とする命の現場で、2人が新たな闘いに挑む。舞台となるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げる若きカリスマ新院長(山崎育三郎さん)が、2人の新たな“敵”となる。
注目ポイントとして、「続編ものは安定感があるので期待。歩&静コンビがどうパワーアップしたのか。山崎育三郎演じる新院長のキャラクターや、2人との対立がどう描かれるかも楽しみ」(40代女性、H)、「脚本・中園ミホをはじめ「ドクターX」スタッフが送るナースがテーマの作品。2年前の最終回視聴率は12・9%と実績充分、テレ朝がシリーズ化を期待しているであろうドラマ。中井貴一の毒舌ナースが痛快。朝ドラを経た岡田将生の成長ぶりに期待」(20代男性、Z)といった声が上がった。
◇「わたしの宝物」(フジテレビ系、木曜10時)、「放課後カルテ」(日本テレビ系、土曜9時)も
そのほか、推しドラマとして挙げられた作品をピックアップして紹介する。
17日にスタートする「わたしの宝物」(フジテレビ系、木曜10時、初回15分拡大)は、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(2014年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年)を手がけた三竿玲子プロデューサーによる、“夫婦のタブー”を扱ったドラマ第3弾。夫以外の男性との子を、夫との子と偽って産み育てる主人公・神崎美羽を松本若菜さん、夫の宏樹を田中圭さん、美羽の幼なじみ・冬月をSnow Manの深澤辰哉さんが演じる。