松浦弥太郎さん、木村文乃

木村文乃がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「Expedia presents Magical Scenery Tour」（毎週金曜12:00～12:30）。ワクワクするような旅の魅力をお届けするひととき。新たな発見や素敵な出会いを作ってくれる「旅」の魅力をお届けします。 6月7日（金）、14日（金）の放送では、ゲストにエッセイストの松浦弥太郎さんが登場。ここでは、14日の内容をテキストで紹介します。旅先での過ごし方などについて語ってくれました。

足を運ばないとわからない現地の音、空気、匂い。新たな文化と触れ合うことで、自分の価値観がアップデートされる感覚……旅は、今までの世界の見え方を一新してくれる最高のきっかけとなります。 そんなまだ見ぬ“魔法のような景色”を見せてくれる「旅」の魅力を木村文乃がナビゲート。新たな世界へ旅に出たくなるような時間をお届けします。 ＊ 1965年生まれ、東京都出身の松浦弥太郎さん。2006年から雑誌「暮しの手帖」（暮しの手帖社）編集長を9年間務め、Webメディア「くらしのきほん」を立ち上げます。旅にまつわるエッセイも上梓している松浦さんに、前週に引き続き“サンフランシスコ旅”について伺いました。

◆旅先での過ごし方

松浦：サンフランシスコに限ったことではないのですが、旅のスタイルとして予定を組みません。そして、着いた街で朝にランニングをします。Tシャツ、ショートパンツ、シューズといったラン二ング用の格好をして走ると、誰にも怪しまれずにどこにでも行けるんです（笑）。 木村：本当にそうですね！ 松浦：今いる自分の場所の周辺を自由に散策できるんです。朝に走って情報収集して、なんとなく良さそうな朝ごはんが食べられるカフェに行って、そこでコーヒーと軽食をいただきます。 カフェに行くと掲示板とか小さな新聞などが置いてありますし、いろんな人と片言でしゃべることで街の面白いことを知ることができるんです。毎朝同じ場所に行って朝ごはんを食べて、そこで情報収集して予定を決めるのが僕の旅の過ごし方です。 木村：たしかに、旅先でも日々のルーティンを変えなければ、そこで生活しているのと一緒ですもんね。 松浦：そうなんですよ。朝ごはんを食べながら街の楽しそうな情報収集するのがサンフランシスコでの過ごし方だし、僕の旅先の過ごし方。だから、予定はいつもないんですよね（笑）。 木村：カッコいいです。 番組では他にも、旅先に必ず持っていく“2つのお守り”などについて語る場面もありました。 （TOKYO FM「Expedia presents Magical Scenery Tour」2024年6月14日（金）放送より）