【21日(日)の天気】危険な猛暑続く 27府県に熱中症警戒アラート 大型台風3号は来週半ば強い勢力で沖縄・先島諸島接近か
21日(日)は前日より晴れる所が多く、最高気温は沖縄から関東付近にかけて35℃以上の猛暑日が続出する予想。沖縄から関東にかけての27府県には熱中症警戒アラートが発表されているため、引き続きこまめな水分補給など万全な熱中症対策が必要だ。なお、大型の台風3号がフィリピンの東で発生した。台風は来週半ばごろ沖縄・石垣島など先島諸島に強い勢力でかなり接近するおそれがある。
20日(土)は静岡で38.9℃観測
20日(土)午後5時までの最高気温は、全国139地点で35℃以上の猛暑日となった。日差しや平年より暖かい空気が気温を押し上げたことに加え、静岡では西風が山を越えて気温の上がるフェーン現象が発生して38.9℃を観測。体にこたえる危険な暑さとなった。 また、梅雨前線が日本海付近に停滞し、前線に向かって雨雲のもとになる湿った空気が流れ込んでいる。そのため局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を観測するなど、大気の状態は非常に不安定となっている。
21日(日)も猛暑日続出 近畿など梅雨明けか
21日(日)も梅雨前線は東北付近に居座るため、東北では日本海側を中心に雨が降りやすくなりそうだ。西日本や東日本付近からは前線が離れるため、前日より晴れ間の出る所が多い見込み。九州北部、中国、近畿では平年よりやや遅い梅雨明けの発表があるかもしれない。ただ、気温の上がる午後は内陸や山沿いなど局地的に急な雷雨になる可能性がある。
最高気温は、引き続き沖縄から関東付近にかけて35℃以上の猛暑日になる所が多い予想。岐阜38℃、大阪・名古屋37℃、東京都心は35℃で2日連続の猛暑日になるなど危険な暑さが続きそうだ。沖縄から関東にかけての27府県には熱中症警戒アラートが発表されている。21日(日)もこまめな水分補給を心掛け、昼夜問わず適切にエアコンを使用するなど万全な熱中症対策が必要だ。
大型の台風3号発生中 今後は強い勢力へ
週明け22日(月)以降も九州から関東付近にかけては晴れて、体にこたえる危険な暑さが続きそう。東京都心は25日(木)にかけて6日連続で35℃以上の猛暑日になる予想で、7月としては歴代2位の連続猛暑日日数となる可能性がある。この先も体調を崩さないよう気をつけたい。
また、20日(土)午後3時にはフィリピンの東で大型の台風3号が発生した。台風3号は今後発達しながら北上する見通しで、来週23日(火)には沖縄の南で暴風域を伴いそう。その後、24日(水)には強い勢力となって25日(木)にかけて沖縄・石垣島など先島諸島にかなり接近して大荒れの天気となるおそれがある。今後も最新の情報に注意が必要だ。 (気象予報士・鈴木悠) ※熱中症警戒アラート発表地域に誤りがありましたので修正致しました。大変失礼致しました。