30代の暴力団組員に「指詰めを強要してはならない」和歌山県警が中止命令
暴力団を辞めたい、と話した男性に「自分で落とせやんのやったら、俺が落としたろうか。」などと話したとされる30代暴力団組員に対し、和歌山県警は「指詰め強要」の中止命令を行いました。 警察によりますと、指定暴力団山口組傘下組織の30代の男性組員は今月、暴力団を辞めたいと話した20代男性に対し、「指落として持ってこい。」などと脅したとして、強要未遂の疑いで逮捕されました。 その後、男性組員は釈放されましたが、和歌山県警はきょう、男性組員に「指詰めを強要してはならない」とする中止命令を行ったということです。 暴力団による不当な行為の防止等に関する法律では、「他の指定暴力団員に対して指詰め(手指の全部又は一部を自ら切り落とすこと)を強要したり、勧誘したり、補助したりしてはならない」と定められ、違反すれば、3年以下の懲役または250万円以下の罰金が科されます。
MBSニュース