中学受験の学校選び「偏差値で決めない、これ絶対!」の理由を大人気YouTuberユウシンさんが解説。共学が増える流れのなか、男子校、女子校それぞれの良さとは?
共学が増えるなか、男子校、女子校にもそれぞれのよさがある
中学受験の学校選び、第2弾をユウシンさんに伺いました。最近、とても多くなってきた共学。でも男子校・女子校も気になるし、附属校ってどうなのか……? 公立の小学校に通っていたらなかなか実感できない学校の仕組みの違いを、ユウシンさんが解説してくれます。そしてなんと、「偏差値で学校を決めないほうがいい」という大胆な意見も!? さっそく聞いてみました。 ――伝統ある中高一貫校は男子校、女子校が多いですが、比較的新しい学校は共学が増えてきました。また、別学から共学になる学校も多くなっていますが、どう選んだらいいでしょうか。 日本の中高の男子校は、イギリスのイートン校を模して生まれたとも言われています。また、女子校は、男子ばかりに教育が偏重していることを受け、女子の教育も必要ということで生まれたようです。明治時代、政府が女子の教育をあまり進められなかったため、キリスト教の各派の宣教師たちが日本の女子教育に乗り出しました。ミッション系の女子校が多いのはそのせいなのだそうです。 ただ、最近は少子化で男子だけ、女子だけの学校運営が厳しいこと、多様性を尊重するという時代の流れに合致する必要があることなどの理由で、共学がとても増えています。男子校、女子校だった学校が共学に変わるケースも多いです。流れは共学、となっているようですね。世の中には男女がいるわけですから、共学のほうが自然ではあります。 ■別学にも多くのメリットが。子どもにはどちらが合うかを見極めて 別学の場合は、異性の目を気にせず部活や趣味や勉強に思い切り集中できる傾向があるようです。異性を意識して格好付けなくていいんですよね(笑)。僕自身、巣鴨中学校・高等学校の出身で男子校なのですが、男子校でよくなかった、と思った経験はないです。デメリットとしては異性との関わりが少ないというのがありますが、実際はどうでしょう。共学でも男子ばかり、女子ばかりかたまって過ごしている子たちもいますし、別学でも大学に入学してから問題なく異性とすぐ仲良くなれる子もたくさんいますよ。 女子校の場合は、男子がいないので女子のリーダーが生まれやすいというメリットもあるようです。でも別学か共学かは、本人やご家庭の意思でいいと思います。