DeNA・筒香 岡田監督勝負手のビーズリー粉砕 トドメの2ランで7・25以来の3位浮上「全員が進んでいくだけ」
「DeNA9-6阪神」(20日、横浜スタジアム) 打球の行方をしかと見届けると、DeNA・筒香嘉智外野手は思わずほえた。2点リードの七回1死二塁。豪快なダメ押し弾を右翼席中段に突き刺した。岡田阪神の勝負手として救援登板したビーズリーを粉砕し、チームは7月25日以来の3位に浮上した。 「感触は良かったです。チャンスなので積極的に行き、力強くとらえることができました」。背番号25は大粒の汗をぬぐった。6月13日のロッテ戦以来、約3カ月ぶりのアーチ。7月に左肋骨を疲労骨折し、8月17日に再昇格後は復調に苦しんだが、チームの浮沈を左右する勝負どころで、ハマの大砲の真骨頂を見せた。 「きょうのこの感覚は、明日以降生きると思います」と手応えも口にした筒香。チームの順位も一つ上げ「目指しているものに、毎日、全員が進んでいくだけだと思います」と力を込めた。