加速する「年賀状離れ」、一方で活況を呈する「あけおめスタンプ」 新作&新機能も続々
「年賀状離れ」が止まらない。年賀はがきの発行枚数はピーク時の44億枚余り(平成16年用)から、来年・令和7年用は10億枚強まで減少するという。一方で、新年のあいさつツールとして確固たるポジションを築きつつあるのが「LINE」だ。月間9700万人が利用する巨大SNSメディアLINEにおいて、元旦は一年で最もスタンプ送信数が多い日となっている。若者だけでなく、全世代に利用が広がる「あけおめスタンプ」。利用者の増加を受け、そのニーズに応えるべく、今年も新たな試みが行われている。 【画像】「あけおめスタンプ2025」に登場する人気クリエイターズスタンプ
■「あけおめスタンプ」敬語編や文字入れ自由の「カスタムスタンプ」、中高年層以上に向けた動きも
今月上旬から販売が始まった「あけおめスタンプ2025」では、「Mrs. GREEN APPLE」「とにかく明るい安村」「ハイキュー!!」「遊☆戯☆王シリーズ」「エスターバニー」など人気タレントやアニメ、キャラクターが初登場した。また、「コジコジ」「ガーリーくまさん」「うるせぇトリ★」「うさぎ帝国」「しろたん」「ぺんぺん」などの人気クリエイターズスタンプも、年末年始仕様でリリースされている。 有名人からキャラクターまで2,500種以上のパッケージをラインナップする「あけおめスタンプ2025」は、あいさつツールとしてだけでなく、新年の“推し活はじめ”としても楽しめそうだ。 若年層向けだけでなく、中高年層以上が使いやすいスタンプも用意されている。「敬語編」と文字入れが自由にできる「カスタムスタンプ」だ。「敬語編」は謹賀新年だけでなく、謹んで新年のお慶びを申し上げます、旧年中は大変お世話になりました、など目上の人への挨拶に最適な文言が並ぶ。文字入れ自由のあけおめスタンプは、さらに汎用性が高い。 これらの「あけおめスタンプ」はすべて有料だが、年末年始限定の無料スタンプもある。 「今年5月にリリースし好評のスタンプアレンジ機能を年末年始もより楽しんでいただけるよう、『組み合わせて使える背景スタンプ!(冬)』を無料配信しています。年賀状・鏡餅・へびなどの背景スタンプと好きなアレンジ対象スタンプを組み合わせて、自分だけの個性あふれる表現を楽しめるのが特徴です」(LINEスタンプ マーケティング担当 倉田まりあさん/以下同)