【東京女子】瑞希「しゃべると泣いちゃう」渡辺未詩下し、プリプリ王座返り咲き「ここで寝たい」
<東京女子プロレス:後楽園大会>◇4日◇東京・後楽園ホール メインイベントでプリンセス・オブ・プリンセス王座戦が行われ、挑戦者の瑞希(29)が18分40秒、キューティースペシャル(後方へ反り投げてマットにたたきつけ、そのままブリッジでフォールを奪う変型ブロックバスター・ホールド)で王者・渡辺未詩(25)を倒して王座に返り咲いた。未詩は6度目の防衛に失敗した。 【写真】渡辺未詩にフットスタンプを見舞う瑞希 瑞希はこれまで「バケモノ」と呼んできた規格外の女王、未詩に対し、決死の攻撃を仕掛けた。場外でダウンする未詩に対し、コーナー最上段からダイビング・フットスタンプの荒技。リングではフェースロックで未詩を痛めつけ、未詩の強烈なバッティング式ダブル・スレッジ・ハンマーを何度も耐えた。 瑞希は終盤、気持ちのこもったエルボーをたたき込み、最後は正面から走り込み、未詩を駆け上がってのフットスタンプ、そしてタメを作ったキューティースペシャルで仕留めた。 試合後、瑞希は「(ベルトを)獲れました! 本当に未詩のおかげで、みんなのおかげで、もう1度諦めたくないって思ったし。強い気持ちで未詩に挑むことができました。あまりしゃべると泣いちゃうから。もう私もお姉さんやから、しっかりと、未詩が進めまくった時計の針を、私は磁場が狂った時みたいにグルグル進めるように頑張るので、これからも私たちが届けるものを受け取ってください!」と話し、「あ~、うれしい、ここで寝たい!」と後楽園ホールのバックステージで横になった。 〈東京女子プロレス後楽園大会全成績〉 ▼第1試合 タッグマッチ(20分一本勝負) ○凍雅&七瀬千花 (10分42秒、ロックボトム→片エビ固め) HIMAWARI&×芦田美歩 ▼第2試合 6人タッグ(20分一本勝負) ○水波綾&鳥喰かや&長谷川美子 (8分25秒、スピアー→エビ固め) マッチャ&×アイビー・スティール&キラ・サマー ▼第3試合 6人タッグ(20分一本勝負) ○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ (10分55秒、ヴィーナスDDT→片エビ固め) アジャコング&桐生真弥&×猫はるな ▼第4試合 新春!ランバー蛇ックデスマッチ(15分一本勝負) ○ハイパーミサヲ (12分、ハイパミ・リターンズ→片エビ固め) ×中蛇魔翔子 ※立会人=ポイズン澤田JULIE ▼第5試合 タッグマッチ(20分一本勝負) ○坂崎ユカ&宮本もか (10分25秒、魔法少女スプラッシュ→片エビ固め) 遠藤有栖&×鈴木志乃 ▼第6試合 タッグマッチ(20分一本勝負) 上福ゆき&○レイ・イン・リー (12分7秒、サンダーストライク→片エビ固め) 辰巳リカ&×上原わかな ▼第7試合 インターナショナル・プリンセス王座戦(30分一本勝負) ○挑戦者・鈴芽 (13分20秒、変型リング・ア・ベル→片エビ固め) ×王者・荒井優希 ※荒井が7度目の防衛に失敗。鈴芽が第13代王者となる ▼第8試合 プリンセスタッグ王座戦(30分一本勝負) 王者組○山下実優&伊藤麻希 (12分5秒、クラッシュ・ラビットヒート→片エビ固め) 挑戦者組・マーシャ・スラモビッチ&×ザラ・ザッカー ※第17代王者組が3度目の防衛に成功 ▼第9試合 プリンセス・オブ・プリンセス王座戦(30分一本勝負) ○挑戦者・瑞希 (18分40秒、キューティースペシャル) ×王者・渡辺未詩 ※未詩が6度目の防衛に失敗。瑞希が第15代王者となる