小泉、明本、平野…J2経験者がずらり。様変わりした「浦和の再建」
伝統的に海外経験を重視する傾向は強かった
8月に浦和へ新加入した平野はルヴァンカップ準決勝のC大阪戦でも活躍。J1初挑戦だが、好パフォーマンスを続けている。(C)SOCCER DIGEST
浦和のリカルド・ロドリゲス監督にとって、8月に加入したばかりの平野佑一はすでに不可欠な駒に定着しつつある。 国士舘大出身で水戸からの移籍なのでJ1経験はなかった。だがルヴァンカップ準決勝初戦でも、ポゼッションを重視する浦和のビルドアップは大半が平野を起点としていた。4-4-2でスタートする浦和は、前半攻撃に転じ両SBを同時に高く上げると、中央にはまるで指揮者のように平野が残った。 一方後半に入り対戦相手のC大阪が前からの圧力を強めてくると、今度はCBの間に入り主導していく。難しい態勢に追い込まれても冷静に長い縦パスを入れ、運動量とともに視野の広さや技術の精度を立証していた。 浦和のチーム作りは、だいぶ様変わりしている。この夜ピッチに立ったベテラン勢と在籍年数の少ない選手たちを比べてみると、辿ってきた道筋が見事に対称を成している。例えば、広島のアカデミーで育った槙
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