テレ朝、放送事故90分「流れるのは夜景ばかり」の “てんやわんや”…広報は「新たな情報はない」と平身低頭
放送中の番組が突然途切れ、テレビ画面には東京の夜景。無音の状態で「機器の不具合によりコマーシャルが送出できない状況となっております」とのテロップ。 しばらくすると何事もなかったかのように番組が再開。これは何だと視聴者がザワザワしたのは、『報道ステーション』の番組途中からだった――。 【画像】テレ朝の「放送事故」 「テレビ朝日で、7月23日夜の10時半ころから約1時間半、CMが放送されない放送事故が発生しました。午後11時15分からの『ロンドンハーツ』の時間帯には、CMのタイミングになると東京の夜景に差し替わり、画面右上に《引き続き『ロンドンハーツ』》と注釈がついていました。 BS朝日でも、プロ野球のオールスター戦後の午後10時過ぎから同様の事態が発生し、番組内容が一部変更に。 アナログ放送だった昭和世代なら『しばらくお待ちください』のテロップと花の映像などが流れたことがあるのを覚えていると思いますが、令和のデジタル放送で見ることになるとは(笑)。テレ朝関係者によると、これほどの大規模な事故は記憶にないそうです」(週刊誌記者) リアルタイムで見ていた視聴者も、Xで大騒ぎ。 《テレビ朝日の機器不具合、音が流れずに怖い!》 《テレ朝、なかなかエグすぎますな。小刻みにCMフォーマット入れちゃってるから事故がより事故に見えてしまう》 《ハードのトラブルということは、単純な故障なのか、人件費抑制で機器の運用をまともにできる人が少なくなっているのが原因なのか気になる》 《局側もだけど、機器を扱っているメーカー・その担当者も大わらわだろうな》 テレビ朝日広報部に直接聞いてみたが、現場はなおも混乱中。 「現時点(24日正午ごろ)でですね、新たな情報はないんです。何かしらお答えできる段階になったところで、ご連絡差し上げるようにしてもよろしいですか? 機器のトラブルではあるんですけど、その詳細については調査中ということになります。 調査は、今日何かしらの進展が出てくるかなと思うんですが、時間の詳細はまだわかりませんね。お問い合わせは昨日からたくさんいただいているんですけど……申し訳ないです」 原因は追って回答するとのことだが、編集部にはいまだ届いていない。現状では「謎の放送事故」状態。機器の故障か、人為的ミスか、はたまた外部からのサーバ攻撃なのか……。 Xには、元同業者らしき人のこんな声もあがっている。 《広告事業をやっていた者として、関係者の心中察して余りある…。営業はブチ切れ&客対応、技術は障害対応、企画運用は影響確認と補填計画…放送機器の故障云々って画面に出てたけど、こういうのたいていヒューマンエラーなんだよな…》 民放にとってCMは生命線であり、長時間放送できないのは放送事故以外の何物でもない。速やかな原因究明が求められる。