実家で見かけた「鳳凰柄」の100円玉。いつの時代につくられたものでしょうか? プレミア価値はありますか?
古い硬貨や紙幣は、種類や発行時期によってはプレミア価値があり、高値で取引されているケースがあります。 本記事では、鳳凰柄の100円玉の発行時期や価値、プレミアムコインとしての市場価値を解説します。取引する際のポイントについても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。 ▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
鳳凰柄の100円玉の特徴や歴史
100円玉に「鳳凰」と「桜」が描かれている100円玉は、日本初の100円玉として1957年に発行されました。銀の含有率60%(銅30%、亜鉛10%)、重さ4.8グラム、直径22.6ミリメートルとなっており、特徴的なデザインから人気があります。 鳳凰柄の100円玉は、1950年代後半に高度経済成長期に突入し、日本の高い経済力を示すために発行されました。また、1957年と1958年の2年間のみ発行されており、発行量の少なさから希少性が高いことが特徴です。
鳳凰柄の100円玉の市場価値
鳳凰柄の100円玉は、1957年に3000万枚、1958年に7000万枚発行されており、発行量が少ない1957年銘のほうが希少価値が高くなっています。 また、硬貨の劣化状態によっても価値が異なるようです。特に、より発行時に近いほど価値が高くなる傾向があり、艶や鮮明さが保たれている品は高額で取引されているのが特徴とされています。 市場では、数百円から数千円で多く取引されているようです。傷や摩耗、変色などがあるものは価値が下がるものの、額面よりも高値で取引されている傾向があるようです。
取引する際は偽物に注意
鳳凰柄100円玉を取引する際は、偽物の存在に注意しなければなりません。偽物かどうかを見分けるためには、次のポイントを把握しておきましょう。 ・デザインの違い ・重さやサイズの違い ・磁石の反応 偽物の場合、本物と比較したときにデザインの細部が違ったり、彫りが浅かったりすることがあります。また、鉄や鉛が使用されていることが多く、重量が軽い、サイズが違うなどの特徴があるようです。 デザインやサイズなどの違いが分からない場合には、磁石を使用してみましょう。鳳凰柄の100円玉は、銀・銅・亜鉛からできているため、本物の場合には磁石が反応することはありません。