「私の初勝利って、これですか?」新人アイドルレスラーが顔面を汚され不本意な初めてに悔し泣き
9日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024~開幕戦~』が開催された。 シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春に行っているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。かつては1DAYトーナメントで行われてきたが、年々規模が拡大。全国を巡業しながら複数大会にまたがって行われる春の一大イベントとなっている。 この日の開幕戦では、1回戦が8試合実施。 弓月vsスターライト・キッドの試合は、弓月が気の強さを存分に発揮した突貫ファイトを見せるが、これをすべて受けきったキッドがムーンサルト・プレスで勝利。翌日の2回戦で対戦する鈴季すずとの因縁戦に向けて闘志を燃やした。
玖麗さやかvs刀羅ナツコの試合は、ナツコが玖麗の入場時に奇襲をかけてボコボコに。玖麗も必死の反撃からマウントエルボー連打も、ナツコが下から顔面に毒霧を噴射。これに激怒したレフェリーが試合を止め、ナツコの反則負け。不本意な形でデビュー初勝利を得た玖麗は「私の、初勝利って……これですか?」と涙目で絞り出すようにコメントを残した。 水森由菜vsレディ・Cの試合は、体格の良い両者が真っ向からの肉弾戦を展開していき、レディが得意のビッグブーツやジャイアント・バックブリーカーで猛攻。しかし、これを耐え抜いた水森が新技のTPサンシャインを解禁して勝利。 向後桃vsジーナの試合は、この試合が復帰戦だった向後が序盤から躍動。コルバタや619などメキシコ仕込みの技で肉薄していくが、受けきったジーナがサンダー・ストラックを叩き込んで勝利。 天咲光由vs八神蘭奈の試合は、八神が得意とする格闘スタイルで序盤から攻め込んで強烈な蹴撃を連打。防戦一方の天咲だったが、八神のラリアットを巻き込んでリストクラッチDDTで突き刺し、天聖(※高角度ダブルアームDDT)で突き刺して3カウント。 コグマvs琉悪夏の試合では、琉悪夏が試合開始からオーバー・ザ・トップロープでの勝利を狙ってマトモに付き合わず。コグマはなんとか試合を成立させようと突貫していくが、大江戸隊の面々が介入してきてこれは叶わず。ナツコが場外からコグマの背中に鉄パイプ攻撃。琉悪夏がネックハンギングボムでコグマを場外に投げ捨てOTRさせた。 鹿島沙希vs飯田沙耶の試合は、“プロレス脳vs筋肉脳”の対決と銘打たれて実施。鹿島は勝利のためにあらゆる策を講じるが、筋肉の前ではすべてが無力。万策尽きた鹿島が必殺の起死回生を狙うが、これを飯田が飯田橋で切り返して3カウント。 羽南vsHANAKOの試合は、HANAKOが圧倒的な体格を活かして序盤からパワーファイトを展開。ラリアットから始まりアルゼンチン・バックブリーカーやバックドロップなど豪快な大技を繰り出していくHANAKOだったが、羽南がフェイマサーから羽折り固めで流れを変え、新技・ダンデライオンで固めてギブアップ勝利を掴んだ。 これらの結果を受け、3月10日の後楽園ホール大会で行われるシンデレラ・トーナメント2回戦では、壮麗亜美vs水森由菜、星来芽依vs飯田沙耶、鈴季すずvsスターライト・キッド、MIRAIvs羽南の4試合が開催される。
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