「17歳はクソババア」14歳の現役JCレスラーが初の王座挑戦も17歳のおねえさんが返り討ち!
9日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024~開幕戦~』が開催。吏南(りな)が美蘭(みらん)を制してフューチャー・オブ・スターダム王座の7度目の防衛に成功した。 フューチャー王座は20歳以下もしくはキャリア3年未満の選手を対象にした王座であり、現在は16歳ながら約5年のキャリアを誇る現役女子高生ファイター・吏南が王者として君臨。現在、同王座はスターダムの若手大会『NEW BLOOD』で次世代の旗手を占う重要なベルトとして扱われている。 現王者の吏南は17歳にして約5年半のキャリアを持つJKレスラー。 周りの選手のほとんどが年上であるため、ヒールとなってからの吏南は試合中に対戦相手を「クソババア!」などと罵ることがお約束であった。しかし、10代前半でデビューする選手も続々登場しており、昨年9月には自身より年下である15歳(当時)の稲葉あずさからの挑戦を受けるなど吏南は徐々に“おねえさん”になりつつある。 この日、吏南に挑戦したのはディアナに所属する14歳の現役中学生レスラー・美蘭。 両者は2023年1月の『NEW BLOOD』で1度対戦しているが、その際には吏南が「クソガキ!」と煽り、美蘭が「クソババア!」と煽り返す衝撃的なシーンが見られた。 吏南は顔面をビッグブーツで蹴り飛ばすなどの荒々しいファイトで圧倒していくが、美蘭はスイングDDTやその場飛びムーンサルト・プレスなどの身軽さを活かしたファイトで対抗。さらに吏南の顔面を踏みつけながら「クソババア!」と煽っていく。 吏南は「誰がクソババアじゃ!」とブチ切れるも、美蘭は怒涛の丸め込み攻勢で粘りに粘り、ライオンサルトやウラカン・ラナまで決めていく。 しかし、追撃を狙ったところを吏南がハイドレンジア(※変形卍固め)に捕らえ、最後はPink Devil(※変形ゴリーボム)で3カウントを奪った。 試合後、これが初めてのベルト挑戦だったという美蘭は「初めてのベルト挑戦がこのフューチャーのベルトで良かったし、対戦相手が吏南さんで本当に良かったです。吏南さんとはシングルマッチ、2回させていただいたので、次こそはディアナのリングでも、スターダムのリングでも、タッグ組ませてください」と笑顔。
対する吏南は、「今のスターダム、ゴッデス、アーティスト、誰が今チャンピオンだか分かるか?盛り上がってねーよな?私は胸張って言えるよ。このベルトは、赤白に続くくらい面白いベルトだって。だから、私は私の色で面白くしていくつもりだし、最多防衛記録まであと3回。そしてそれ以上。まだまだ狙ってるから、お前ら楽しみにしとけ」と若い力で団体を押し上げていく覚悟を語った。
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