GBA『マリオ&ルイージRPG』が発売された日。マリオに加えてルイージも参戦した新RPGシリーズの第1弾。兄弟で力を合わせて謎を解き、戦うのが楽しかった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月21日にアップした記事を再編集したものです。 マリオと緑のヒゲが大活躍のギャグ満載ストーリー 【記事の画像(9枚)を見る】 いまから21年前の2003年(平成15年)11月21日は、ゲームボーイアドバンス用『マリオ&ルイージRPG』が発売された日。 『マリオ&ルイージRPG』は、任天堂から発売されたRPG。マリオが活躍する作品としては初となる“RPG”、『スーパーマリオRPG』の遺伝子を受け継いで誕生した新たなRPGシリーズの記念すべき1作目となっている。 ターン制のコマンド式バトルを採用したRPGだが、随所に『マリオ』作品らしいアクション要素が組み込まれているのが大きな特徴。本作からはルイージもいっしょに冒険し、力を合わせて謎を解いていくようになった。2023年2月9日よりNintendo Switch Online + 追加パック加入者向けに配信もされているので、遊んでみたばかりという人も多いのでは? ゲームの舞台はキノコ王国の隣国、マメーリア王国となっている。そこに住む魔女“ゲラゲモーナ”がピーチ姫本人ではなく、美しい声だけを奪うという事件が勃発。ピーチ姫がしゃべるたびに周囲が爆発するようになってしまった。知らせを聞いて駆けつけたマリオ、成り行きで同行することになったルイージのふたりはピーチ姫の声を取り戻すため、魔女を追って冒険へと旅立つことになる。 『スーパーマリオRPG』から始まった独特なユーモアを満載したストーリーは『マリオ&ルイージRPG』でもしっかりと健在。大いに笑わせてくれるところも人気のポイントだろう。ドットで描かれたきれいなグラフィックが非常に魅力的で、ドタバタコメディーの如く登場キャラクターたちが画面の中で動き回り、体を張ったアクションを見せてくれるのがおもしろかった。 歴代の『マリオ』シリーズファンが思わずにやりとするようなシーンが多数登場するのもセールスポイントのひとつ。おなじみの横スクロールアクションになったり、『ドクターマリオ』のウイルスたちと戦うはめになったり。あるいは『ルイージマンション』のオヤ・マー博士が登場したりするなど、いたるところでパロディーネタが見られるので全部気付けた人のほうが少なかったかもしれない。 兄弟で力を合わせる“ブラザーアクション”を使い、フィールド上でも協力してギミックを突破。マリオとルイージで異なるアクションを使い分けながら謎解きしていくのも楽しかったんじゃないかな。 フィールド上で敵と遭遇するとコマンド選択式のバトルに突入するのだが、タイミングよくボタンを押していく“アクションコマンド”になっていたのがシリーズならでは。敵を踏みつけて攻撃する瞬間やハンマーを持ち上げた際にボタンを押せば攻撃力がアップするし、敵の攻撃に合わせてボタンを押せば回避やカウンター攻撃をすることもできた。 マリオとルイージが協力して繰り出す“ブラザーアタック”は、入力するタイミングが複数あり、成功するほど威力が高まるのがおもしろい。入力ミスした際のリアクションも見どころ(?)だったので、多数あるブラザーアタックをひとつひとつ確認した人もいたんじゃないだろうか。 ゲーム中、いくつものミニゲームが楽しめる点もうれしかったが、初代『マリオブラザーズ』ライクな対戦&協力モードを搭載してくれていたのがありがたかった。通信ケーブルをつないで最大4人でのマルチプレイに熱中したプレイヤーも多かったはずだ。 2005年12月29日には、ハードをニンテンドーDSに移した『マリオ&ルイージRPG2』が発売されてシリーズ化。今年(2024年)11月7日には、シリーズ最新作となる『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』が発売されたばかり。キノコ王国とは異なる“コネクタルランド”を舞台に、マリオとルイージが新たな冒険をくり広げていく。 なお、本作をいま遊びたいなら、前述のNintendo Switch Online + 追加パックに加入してNintendo Switchで遊ぶのが手っ取り早く簡単でおすすめだ。