ファーム暮らしの試練も…他球団が「岡本和真と同じぐらい厄介」警戒の強打者は
五番で活躍し続けることがVへのカギ
五番での成績は23試合出場で打率.347、2本塁打、9打点。出塁率.430と申し分ない成績を残し、不慣れな一塁の守備もそつなくこなしている。他球団のスコアラーは「もともと打撃はいい選手。バットが振れているし、長打があるので走者を置いて回したくない。岡本は怖い打者ですが、今の大城は同じぐらい厄介です」と警戒を口にする。 捕手でのスタメン出場は減っているが、こだわりは当然あるだろう。配球面がやり玉に挙げられることが多いが、キャッチングのうまさや強肩を生かしたスローイングに定評がある。リード面も決して評価が低いわけではない。昨年先発ローテーションで初の2ケタ勝利をマークした山崎伊織が、「大城さんが、僕の調子が悪いときにどうリードしていったら崩れないか、というのをすごく考えてやってくれていたし、自分の考えと合っている感じがした」と強い信頼を口にしていたことが印象的だった。 一塁で試合に出続けることは、今後の野球人生で必ず生かされることだろう。後半戦も大城が五番で固定できる活躍を見せられるか。 写真=BBM
週刊ベースボール