「公立トップ校に合格する子」共通する6つの特徴 親と子どもとの日々の「雑談」がなぜ重要か
(5)子どもの自己肯定感を高める言葉を使う 上記の(4)まででも十分ですが、子どもが自分に対して肯定的ではないことがあったら、子どもの自己肯定感を高める言葉を日常会話に入れてみてください。自己肯定感を高める方法はいくつもありますが、言葉で引き上げる簡単な方法があります。 具体的には、10の言葉があります。「いいね」「さすがだね」「すごいね」「なるほど」「知らなかった」「ありがとう」「助かった」「うれしい」「大丈夫」「〇〇ちゃんらしくないね」です。これらを雑談の中で使っていきます。
■子どもの本来の力を伸ばすために 以上、5つお話ししてきましたが、最後にお伝えしておかなくてはいけないことがあります。高校受験はあくまでも子どもの人生過程においてなされるものであり、親がするわけではありません。親として1つでもレベルの高い高校に入ってほしいという気持ちはわかりますが、「トップ校を目指すように」という意識を親が強く持ちすぎると、子どもは本来の力を発揮できません。上記の5つのことを心がけていると、子どもは自然と今の自分の位置よりも伸ばしたいという気持ちが芽生えてきます。親による単刀直入な言葉によって伸びるのではありませんので、その点だけをご注意ください。
石田 勝紀 :教育デザインラボ代表理事、教育評論家