「箱根の悔しさを晴らす」駒大新主将・山川拓馬が所信表明 目標は2度目の3冠
箱根駅伝で総合2位、復路では新記録で優勝した駒大が4日午前5時40分、東京・玉川キャンパス内で新チームの練習をスタートした。日の出前、気温0度の陸上競技場で、次期主将に就任した5区4位の山川拓馬(3年)は「来年、しっかりと笑って優勝できるように。最初の練習をしっかりこなして、チームに良い流れをつくりましょう」とあいさつした。 駒大は今回の箱根を走った10人中、9人が残る。今季3大駅伝は全て2位だったが、藤田敦史監督(48)は「どこからどう見ても(優勝を)狙えるチームにできると思う。この1年、勝負をかけたいと思います」と箱根経験者も増えた新チームに期待する。箱根の復路Vだけでは当然、満足できない。山川は「一丸となれるチームにしていきたい。箱根の悔しさを晴らすことはもちろん、全日本と出雲も取れるようにしたい」と3季ぶり2度目の3冠を狙う。 ◆第101回箱根駅伝での駒大 往路は1区の帰山侑大(3年)が区間2位で好スタートすると、3、4区に並べた1年生も盤石の走りで4位。逆転を目指した復路は6区の伊藤蒼唯(3年)が3位に押し上げると、7区の佐藤圭汰(3年)で2位へ浮上。4分7秒あった先頭の青学大との差を1分40秒まで詰める区間新記録の爆走を見せた。8~10区の2年生も区間1ケタ台で快走し、復路優勝。総合順位は青学大に続く2位だった。
報知新聞社