【記者解説】解散か退陣か?岸田総理に残された道は(ポスト岸田は誰)
総裁選は誰が出馬する?女性や若手の名前も登場
9月の総裁選では、岸田総理が総裁選に再選出馬するのでしょうか。ほかの候補者は。 水内氏:「逆張りのところから言うと、じゃあ、岸田さんでなくて誰なのかっていうと、これもまた帯に長したすきに短し……」 国民の意識調査でトップに上がったのは石破茂・元幹事長です。石破さんの反応は。 今野氏:「石破さんなんてブルペンでボール投げすぎて」 水内氏:「肩が外れるんじゃないかってぐらい」 出馬を問われると、「奥歯にものが挟まった言い方でやる気満々」と言う石破氏。5度目の挑戦はいよいよ実るのかといったところですが、石破氏の番記者経験のある水内氏は、首を傾げます。 水内氏「石破さんがゴールにたどり着く絵が、どうしてもイメージがつかないんですよね……」 MC伊藤「石破総理の絵が見えないという……」 不記載問題で国民の怒りが集まっている今、ある意味で自民党らしくない石破氏。自民支持層に絞ってもトップです。ゲストの両名は、「党内でも今の政権からいい意味で遠くにいて、判官贔屓もあることから国民からは人気が集まっているのだろう」と読み解きます。 しかし、これまでの4度の総裁選でも明らかになっているのは、石破氏が議員票を獲得できないウィークポイントです。 水内氏「石破さんが頭を下げて、ひとりひとり束ねていかなければいけない時だと思うんですけど。ちょっと殿様商売的なところがある。そこを乗り越えると大きなチャンスが来ると思うんですけど、なかなかずーっとの課題だと思うんですよね」 今回、石破氏にとって追い風なのは、派閥の解体と決選投票に地方票が加わったことです。 2012年の総裁選で5人で争った石破氏は、地方票で圧倒的に獲得できたにもかかわらず、決選投票で国会議員票が取れず、安倍氏に敗れました。なお、当時は決選投票に投票できるのは議員票だけでした。 今野氏「(地方票が決選投票でカウントできるルールになった今では、)石破さんが出たら総裁選に通る。ただ、僕ら長く永田町にいる記者は、石破さんが総理になるイメージがつかない。まだ、もう一波乱ある」 水内氏「もっと言うと、取った後、政権運営するために人を動かす教育してもらわなきゃならないんですよね」