〈不動産投資〉どれがベスト?区分マンション・戸建て・アパートのメリット・デメリット徹底比較【不動産鑑定士が解説】
「アパート」ならすぐに収入を期待できる
浅井:現物不動産には、アパートやマンションを一棟まるまる購入する方法もあります。 鈴木:アパートやマンションって高額なイメージです。一般の人でも買えるんですか? 浅井:マンションは高額かもしれませんね。はじめはアパートのほうがよいでしょう。融資を利用すれば買うことができます。 山田:でも、いきなり何戸もある物件のオーナーになるなんて心配です。 浅井:はじめてでも大丈夫です! 基本的に中古で購入するので、オーナーチェンジ物件になります。空室が少ない物件なら、楽に運営を開始することができます。 鈴木:すぐにまとまった収入が入ってくるし、運営も楽ってことですね! 浅井:早く戸数を増やすことができるので、家賃収入の目標金額が大きい人にも向いています。 アパートのメリット ●すぐに収入が入る 中古のアパートでは、もともと入居者がいる物件を購入するので、すぐに収入を得ることができる。また、空室がなければ入居者を募集する必要もなく、すぐに運営を開始できる。 ●空室リスクを減らせる 複数の戸数を所有することになるので、空室になっても収入への影響が少ない。戸数が多いほど、空室リスクは低くなる。 ●すぐに戸数を増やすことができる 1戸ずつ購入して規模を増やしていく区分マンションや戸建てに比べると、短期に戸数を増やすことができる。そのぶん収入も増やしやすい。 アパートのデメリット ●物件価格が高い 一棟をまるまる購入するので、安い物件が少ない。融資を受ける場合が多いため、入居者が決まらないときの損失が大きい。 ●入居者の入れ替わりが多いと費用がかさむ 入れ替わりが多いと、リフォームや入居者募集に費用と手間がかかり、収入より費用が大きくなることも。地域や間取りを選ぶときに注意しよう。 イラスト ©長野美里 浅井佐知子 不動産鑑定士/不動産投資コンサルタント ※本記事は『0からわかる! 不動産投資超入門』(ソシム)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
浅井 佐知子