石破首相、APEC集合写真を欠席 渋滞巻き込まれ間に合わず
南米ペルーの首都リマで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、16日(日本時間17日)に締めくくりとして行われた集合写真の撮影に石破茂首相が間に合わず欠席した。林芳正官房長官が18日の記者会見で「首相は当初から予定していた日程をこなした後、集合写真への出席を予定していたが、当日急に発生した事故渋滞により結果的に対応が困難となった」と説明した。 首相は集合写真の撮影前に、今年9月に86歳で死去したペルーのフジモリ元大統領の墓参りを行っており、その道中で事故渋滞に巻き込まれたとみられる。 APECは日本を含む21カ国・地域が参加し、集合写真の撮影には米国のバイデン大統領や中国の習近平国家主席ら20人の首脳らが参加していたが、林氏は「集合写真は会議の最後に実施されたものであり、欠席が会議自体の成果や各国首脳との関係構築に影響を与えたとは考えていない」と強調した。【鈴木悟、リマ村尾哲】