【卓球】日本卓球協会理事会でWTTでの個人ウエア着用が承認。個人スポンサー付きのウエアで国際大会参戦
自費参加の時にも協会のオフィシャルウエアだったが、選手やチーム母体からの要望で2025年4月から「個人ウエア」に
昨日6月8日の日本卓球協会理事会で、2025年からの日本代表ウエアのオフィシャルサプライヤーがタマス(バタフライ)になることの報告と同時に、25年4月から協会派遣ではない日本代表選手は個人ウエアの着用が可能になることが承認された。ただし、「WTTスマッシュ」「WTTチャンピオンズ」「WTTファイナルズ」は除外される。 今まで、選手個人の自費参加の形でWTT(ワールドテーブルテニス)という国際大会ツアーに参加する場合も日本代表のオフィシャルウエアを着ることが義務付けられていたが、選手から「協会派遣でなければ個人のスポンサー名がついているウエアを着用して試合に出たい」という要望が出ていた。海外ではすでに多くの協会の選手が個人ウエアでWTTに参戦していたのだが、日本も来年4月から「個人ウエアOK」となる。 年間10試合を超えるWTTのツアーに卓球選手は参戦する。協会が費用を負担するのは男女のトップ数名だけで、それ以外の所属スポンサーを持つ選手やプロ選手は1回のツアーで数十万円かかるツアーの負担が年々大きくのしかかっていた。 しかし、これら自己負担で遠征する選手たちを支えているのは、所属する企業やスポンサー、もしくは個人スポンサーだったのだが、今まではそのスポンサーロゴの付いたウエアを着られるのは全日本選手権などのごく限られた試合のみだった。 スポンサーからすれば、お金がかかるが露出が少ない現状があり、世界に動画配信されるWTTのツアーでも着用できることはプラスとなる。また2021年以降から試合が増えているWTTは、従来の協会派遣ではなく、個人の試合エントリー権を望む傾向があった。