【KNOCK OUT】“千の職質を受けた男”良太郎、4日前にも職質を受けるも3本目のベルト奪取に自信。来年はアンリミテッド挑戦も
2024年12月1日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6』の前日公開計量が、11月30日(土)都内にて13:30より行われた。 【写真】頻繁に職質を受けるのも納得の強面の良太郎 メインイベント(第9試合)のKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦3分5R延長1Rで対戦する、デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)は64.6kg、良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI)は64.95kgでそれぞれ計量をパス。 良太郎は「赤いベルト獲らせてもらいます。それだけです」、デンサヤームは「頑張ります。絶対に王者になります」とコメント。 計量後、囲み取材を受けた良太郎は“千の職質を受けた男”の異名通り、火曜日(26日)にも職質を受けたばかりだと告白。「にんにく注射を打ってもらって池袋を歩いていたら止められて、腕をまくってもらえますかと言われて。ヤバい、注射痕あると(笑)。怪しまれたんですが、今週試合なので勘弁してくださいって言って、前歴ないので10分くらいで終わりました」と、さすがの慣れた様子。 年内最後のナンバーシリーズのメインを任されたことには「いいお話をいただいたから出るって感じですかね。ナンバーシリーズは年内最後なので出させてもらいました」と言い、メインの責任感については「ずっとREBELS(現在はKNOCK OUTと統合)時代からやってますからね、無きにしも非ずってところですか。渡部(大基)さんとメインでやった時も、ずっとKOが続いていたんですがシカトして(首相撲で)漬け漬けにしようと思っていたくらいだから(笑)」と、メインだから云々は自分には関係ないとする。 しかし、明日も漬け漬けにするのかと聞かれると「ではないでしょうね。漬け漬けられません(笑)。もちろんされないようにもしないとダメ」と、塩漬けにするような試合はやらないと明言した。 タイ人選手との試合は「実は何試合かやっているんですけれど数えたことがない。外国でもやっているし、苦手意識はないですね」とし、デンサヤームは「サウスポーで上手い選手。それは思う。でも自分は今までの対戦相手が半分以上サウスポーなんですよ。今はスイッチする選手も多いし、気にしたはことない。昔はサウスポーが少なかったけれど15年やってるから、苦手意識はないです」とした。 これまでREBELS-REDライト級王座、初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座に就いており、「3本目ですね。REBELSからやってきたのでせっかくだから全部獲りたい」と王座奪取に意欲を見せると「来年、山口(元気KNOCK OUT代表)さんのことだからUNLIMTEDのタイトルを作ると思うけれど、あっちの方が向いていると思う。誰よりもMMAを練習しているので。UNLIMTEDの形が明確になってきているので、あと何回かやれば形が出来てくるので面白そうだったらやるかもしれない」と、MMAから関節・絞め技などの寝技を省いた究極打撃格闘技ルールのUNLIMTEDルール参戦にも意欲を示す。 良太郎はMMAファイターの打撃トレーナーとしても知られており、「寝技が出来ないとやれないんですよ。それこそイゴール(・タナベ)には最初は7~8秒で極められていたんですが、数十秒は耐えられるようになってきました。打撃からのMMAなので寝技からの展開をやっているので自分も寝技が出来ないと教えられないです」と、MMAファイターにコーチしていることでUNLIMTEDルールにも十分対応できると自信を見せ「面白そうだったらUNLIMTEDのタイトルも狙います」とした。 12月は各団体の大会が目白押しで、MMAファイターもキックボクサーも多くのトレーナーを務めていることから「試合の次の日からミットを持ちます。前に眼窩底折れても次の日からミットを持ちました。どこかしら折れたり痛めたりしても持っています」と、今回も試合翌日から試合を控えている選手たちのために身体を張るとした。 明日1日は『RWS』、『Super Bigbang』、『全日本空手道選手権』(極真会館)と多くの大会があり、その全てに教え子や知り合いが出るという状態。他の大会へのライバル意識はあるかと聞かれると「全くないです。各々頑張っていきましょう」と他の大会にもエールを送り、「でもKNOCK OUTは自力を固めてやっている。そこは素晴らしいと思っていますね」と、自分のホーム団体に誇りを持っていると語った。
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