オンラインコミュニティ「ボベドリーム」(c)MONEYTODAY

【11月18日 KOREA WAVE】軍入隊を控えた大学生に無料で食事を振る舞った韓国・議政府市の飲食店経営者が、2年後に思いがけない形で感謝の気持ちを受け取り、大きな感動を呼んでいる。 その経営者が最近オンラインコミュニティに感動的なエピソードを投稿した。「今日、若い男性が1人で食事に来た後、片付けをしようとテーブルに行くと封筒が置かれていた」と切り出した。封筒の中には5万ウォン（約5500円）の現金と手書きの感謝の手紙が入っていた。 手紙の送り主は近隣の大学に通う学生で、軍入隊前にこの店で食事をしたことがあったという。当時、経営者は、軍入隊を控えた学生たちに時折、無料で食事を提供していた。この学生のことは全く覚えていなかったという。 手紙には「こんにちは。私のことを覚えていらっしゃるかわかりませんが、この店でお世話になった学生です」「2年前、大学を軍隊のために休学し、最後に食事をしに来たときに、私の事情を知って無料で食事を提供して励ましてくださったことがとてもありがたく、記憶に残っています。そのおかげで軍生活中も頑張ることができました。来年復学したらまた食事に来ます」と感謝の言葉が綴られていた。 経営者は「最近、経営が苦しくて店を閉めようか悩んでいたが、この手紙のおかげで来年も頑張ろうと思えた。こういうことがあると、本当にやりがいを感じる。今日1日を乗り切る力をもらった」と喜びを語った。 ネットユーザーからは「無料で食事を提供した店主も、感謝を忘れず再び訪れた学生も素晴らしい」「店の繁盛を願う」「新札を用意した細やかな気配りに感動」「韓国にこういう人ばかりだったらいいのに」といった反応が寄せられた。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News