「土産店×コンビニ」一体となった店舗、北陸新幹線と3セク鉄道の両改札間に…地酒・地元食「ぱっと買える」
コンビニエンスストア「オレンジBOX」を展開する大津屋(福井市)は12月12日、福井駅構内に土産物店とコンビニが一体となった新店舗「 福人喜(ふくにんき) 福井駅店」をオープンする。北陸新幹線とハピラインふくいの両改札の間という立地の良さを生かし、観光客と通勤・通学客双方のニーズに応える。
北陸新幹線の開業で移転したJRみどりの窓口の跡地(広さ約100平方メートル)を大津屋がハピラインから借り改装する。営業時間は午前6時~午後9時で無休。
半分を占める土産物売り場では、地酒「梵」などの名産品から越前焼、越前漆器などの工芸品まで幅広く扱う。駅西口のハピリン2階にある「福人喜 ハピリン店」では、こだわりの逸品や特産品を扱うが、そのサテライト店のような位置づけになるという。
調理スペースも設け、地元の米でつくったおにぎりや飲料、菓子を置く。客を待たせないようレジは4台設け、地元の人に支持される店を目指す。
新店舗の向かい側には大手コンビニ・セブン―イレブン、南側には商業施設「くるふ福井駅」がある。大津屋の担当者は「これ以上ない立地に出店でき、商機は十分ある。出張帰りのぎりぎりの時間に電車に乗る人は一定数おり、そんな人に『土産物などがぱっと買える』と思ってもらえる店にしたい」と話している。