液状化被災地で初の説明会、石川 住民、対応遅れに不満も
能登半島地震で液状化による多数の住宅被害が出た石川県内灘町は17日、地震後初の住民説明会を開いた。町側は今後、国土交通省による調査や住民の意向を踏まえて対策工事の方法など復興の方針を決めると明らかにした。住民からは2カ月以上、町からの説明がなかったことへの不満の声が相次いだ。 説明会は、西荒屋地区の住民を対象に小学校の体育館で開かれ約200人が参加した。町側は国交省が被害状況を調査中だと説明。土地の境界や道路、宅地の高さが地震前から変わっており、測量や、工事ではどの高さを基準に整備するか検討が必要だとした。住民の意向調査は25日以降、各世帯に郵送で実施する。