「実は、炎上しているという意識がないんです」――熊田曜子は、なぜくじけないのか
整形、クスリ、夫は反社会的勢力……なぜか熊田曜子(38)にはスキャンダラスな検索ワードが並ぶ。夫や義母、子供との日常をSNSやブログに投稿すれば、予想だにしない角度から批判の声があがる。一方で3児の母親にしていまだ現役のグラビアアイドル。写真集を毎年のように出し続けている。熊田は、自らの人生劇場をどう捉えているのか――。(取材・文:岡野誠/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部)
SNSで炎上しがちな熊田家 義母と週8ペースで会う
家庭の話をつづった熊田のSNSは、頻繁に炎上する。最初にネット上で議論を呼んだのは、2018年11月。子供3人を児童館に連れていったところ、大人1人につき子供2人しか入れないとして入館を断られたとブログにつづった。すると、〈同情を誘いつつ、児童館を叩いてほしいという魂胆では?〉などと勘繰られた。
「実は、炎上しているという意識がないんです。むしろ、私に子供が3人いると認知された、自分のプラスになったと勝手に思っています」 さらには2019年4月、インスタグラムで、誘いを断った義母に1時間の電話と30行ものLINEでダメ出しされたと告白。〈自分を“悲劇のヒロイン”に仕立て上げている〉などと邪推された。 「結婚当初は、食器棚の配置や普段の服装についてもアドバイスされて、戸惑いました。でも、8年経って慣れました。いろんな考え方があるし、お姑さんも絶対よかれと思って、言ってくださっている。やり方は違うけど、1回のみ込んで、もう言い返すのはやめようと決めました。同じマンションの違う階に住んでいた時期もありましたし、今も近所なので、すごく子供の面倒を見てくれますから、助かっています。週8ペースで会ってるくらいです」
その2カ月後には、家で夕飯を食べる約束を100回も反故にしてきた夫への愚痴を投稿。当初は共感を呼んだが、『ノンストップ!』(フジテレビ系)で同じ話をすると、〈夫婦問題を自分だけ一方的に話すのは、どうなのか〉などと批判を浴び、離婚への布石かと憶測も流れた。 「『ウチも同じです』とメッセージをくれた方もいました。育児も、共感してくれる人がいると心強くなりますよね。あの後も主人は変わりません。だから、基本的に主人抜きの夕食を作っています。1個課題が減って良かったと思うようにしました。世間から『仲悪そう』と言われるほうが楽ですよ。おしどり夫婦と思われると大変じゃないですか。どの家庭もお互いに不満を持っているでしょうから。主人は全ての出産に立ち会ってくれたし、私の体調が悪いとずっとそばにいてくれる。すごく安心感のある存在です」