一人暮らしの母が「月10万円」の年金と貯金「300万円」で生活しています。すでに70歳ですが、もう少し貯金を増やしたほうがいいのではないでしょうか…?
老後の資産運用でやってはいけないこと
ただし、老後の資産運用では避けるべきことがあります。 避けたいこととしてまず挙げられるのは、ハイリスクな投資商品への投資です。老後は「運用期間が限られている」と考えて、短期間で大きな利益が得られる投資に興味がわくかもしれません。しかし、これらは短期で資産を増やせる可能性がある一方、失うリスクも大きく、老後資産の運用には不向きです。 異常に高い利回りが提示されている投資商品にも注意しましょう。短期間で資金を大きく増やせそうに思えますが、過剰に高い利回りの商品は詐欺のリスクが高いため、基本的には手を出さないほうが賢明です。
資産運用を活用することで資産寿命を延ばし、貯金を効率的に増やすことも検討しよう
昨今、年金だけでは生活が難しい高齢者世帯が多い現状があります。資産運用を活用することで資産寿命を延ばし、貯金を効率的に増やすことも検討すべきでしょう。 低金利の時代においては、預貯金だけでは資産が増えにくいため、例えば少額から始められる「投資信託」の活用がひとつの方法です。投資信託は少額で分散投資ができ、運用を専門家に任せられるため、初心者でも始めやすいメリットがあります。 一方、老後の資産運用には注意点もあります。短期間で大きな利益を狙ったハイリスクな投資商品や、不自然に高い利回りの投資には注意が必要です。これらは資産を失うリスクや詐欺に遭う可能性が高く、避けるべきです。 最後に、老後資産の運用には安全性とリスクのバランスを意識し、無理のない範囲で行うことが大切です。 出典 e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 四半期 2024年4~6月期 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2 男女,年齢階級別 厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況 結果の概要 II 各種世帯の所得等の状況 4 所得の種類別の状況 図11 公的年金・恩給を受給している高齢者世帯における公的年金・恩給の総所得に占める割合別世帯数の構成割合(11ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部