バルセロナ時代から続いた悪夢の離脱期間の合計日数は“1172日”に…… ロシアW杯で頂点に立ったフランス人DFの現在
31歳での現役引退も検討?
2018年のワールドカップ・ロシア大会を制したフランス代表では、ラファエル・ヴァランとサミュエル・ウムティティがセンターバックでコンビを組んでいた。 あれから6年半。両者が怪我に苦しめられてきたのは何とも残念だ。ヴァランは今夏にイタリアのFCコモと契約を結んだものの、膝の怪我が原因で現役を引退することに。まだ31歳と中堅世代だけに、早すぎる引退劇だ。 相棒だったウムティティの怪我も深刻だ。ウムティティも以前から膝に問題を抱えていて、これまで何度も手術を受けてきた。ロシア大会終了以降のキャリアはボロボロで、当時所属していたバルセロナではロシア大会後の4シーズンで僅か50試合のプレイに留まった。 その後イタリアのレッチェでコンディションを取り戻し、昨夏にはフランスのリールと契約。再びウムティティのキャリアが動き出したかに思われた。しかし、昨年12月に再び膝の負傷が起きてしまった。 一時は経過を待つことを選んだようだが、最終的には手術を決断。ウムティティが最後にプレイしたのは、昨年12月14日に行われたUEFAカンファレンスリーグのKIクラクスヴィーク戦だ。その後は離脱が続いているため、最後のプレイからちょうど1年が経ってしまったことになる。 スペイン『as』は、31歳のウムティティが現役引退も検討していると伝えている。負傷離脱を合計した日数は1172日間に達していて、膝と太ももの筋肉を中心に17もの負傷を経験してきた。同メディアは世界最高のDFになる可能性があったと伝えているが、その夢は怪我でストップしてしまった。
構成/ザ・ワールド編集部