マイナ保険証利用4.33% 11月、7カ月連続低下
厚生労働省は27日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の11月の利用率は4.33%だったと公表した。10月の4.49%から微減で、7カ月連続の低下。政府は来年12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する方針を決めたが、利用率は依然低迷している。 岸田文雄首相は今月12日、健康保険証の発行を来年秋に終了すると表明。政府は22日に、来年12月2日から新規発行を停止する政令を閣議決定した。 マイナンバーを巡って情報のひも付け誤りなどトラブルが相次ぎ、マイナ保険証に不安を覚える国民がいまだに多いことが浮き彫りとなった。