【エリザベス女王杯】「日本に来たのはGⅠに勝つため」C・デムーロがスタニングローズの復活導く好騎乗
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 【写真】歓喜の復活Vに涙ぐむクリスチャン・デムーロ 3歳&古馬の牝馬による頂上決戦は、3番人気スタニングローズ(牝5・高野)が2馬身差の完勝。一昨年の秋華賞に次ぐ2度目のGⅠ制覇を果たした。 実力馬を復活に導いたのは短期免許で来日しているクリスチャン・デムーロ(32=イタリア出身、フランス拠点)。一昨年のこのレースをジェラルディーナで制して以来、自身5度目のJRA・GⅠ勝ちを決めた。 初めての騎乗で鮮やかな復活劇を演出した鞍上は「今年、日本に来たのはGⅠに勝つためだったので、勝てて本当にうれしいです」と笑顔。レースについては「ゲートを出てからどう乗ろうか…と思っていましたが、先行グループの後ろで手応え良く走れました。直線でもすごくファンタスティックな脚を見せてくれました」と振り返り、馬混みでゴチャついた他の有力馬と対照的な競馬ぶりが光った。 最後には日本語で「久しぶり、日本。ホントにうれしい」とファンの声援に応えた名手の卓越した手綱さばきは、有馬記念ウイークまで楽しめる。
東スポ競馬編集部