TAKUMA KIDS KART”ACADEMY”は、今年からピカピカのニューマシン投入。白熱のレースを福田胡央が制す「お父さんとお母さんに感謝」
新東京サーキットで、『グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART ACADEMY』が開催された。レースでは福田胡央が優勝。2位には11月に行なわれたファイナル大会を制してこのACADEMYに駒を進めてきた児玉惺七が入った。 【ギャラリー】グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART ACADEMY 佐藤琢磨が主宰する「グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」は、子どもたちを対象として「夢を持って頑張り続けることの大切さ」と伝えていくことをテーマに開催されているカートを使った企画。日本中のカートコースで、カート初めて~レースに参加したことのある子どもたちまでがタイム計測に挑み、トップを目指すというもので、今年で創設から11年目を迎えた。 立ち上げられた当初はほのぼのとした雰囲気もあったが、「Glicoスカラシップ」を得られる可能性があるということもあり、今では実に真剣に挑む子どもたちも増え、熱気は増しに増した。 11月にはモビリティリゾートもてぎを舞台に「グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2024 FINAL」が開催。ここに参加できたのは、日本中のカート場で好タイムをマークした約100人だ。さらにそのFINALでの上位8人が、12月15日に新東京サーキットで行なわれた「グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART ACADEMY」に挑んだ。 この”ACADEMY”が”FINAL”までと大きく違うのは、そのマシンだ。FINALまではレンタルカートを走らせる形であり、スピードも限られている。しかしACADEMYで使われるのはレーシングカートで、格段にスピードアップする。しかも今年からACADEMYで使われるのは新車……まさにおろしたてのニューマシンである! 羨ましい限りだ。 ADACEMY参加者たちはまずはレーシングカートに乗り込み、スラローム練習、ブレーキング練習をこなし、フリー走行へ。いずれも厳しい争いを戦い抜いてきた強者だけに、周回するにつれてペースアップ。タイムトライアルでは、全車が2秒以内の僅差にひしめく大混戦となった。 そして迎えたレースでは、2番手からスタートした福田がホールショットを決めて首位をキープ。それを児玉と福山颯馬が追う展開となった。児玉と福山が激しくバトルを繰り広げる中、福田が逃げ切って優勝。児玉が2位だった。 「うれしいです。お父さんとお母さんに感謝したい」 勝った福田は、ピットに戻るとそう喜びを口にした。 レース終了後、主宰の佐藤琢磨も次のように語り、参加したドライバーたち、そして彼らの親御さんたちを労った。 「今年も熱いレースが展開されました。レースが終わってから、悔しくて涙を流す選手もいるけれど、それはきっと次へのステップアップのパワーになると信じています」 「グリコさんにサポートしていただき、カートも新しくなってスピードも出るようになりましたが、みんな上手に乗りこなしていたと思います」 「各選手ともここまで支えてくれたご両親や関係者の皆さんに感謝を忘れないようにして、また次のチャレンジに向けて頑張って欲しいと思います」 なお「Glicoスカラシップ」対象ドライバーは、「ACADEMYでのレース優勝者を中心に、今後の活躍が期待される選手に対して面談をさせて頂いた上で選考する」とされている。 この「グリコ× with you Japan TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」の模様は、「佐藤琢磨 キッズカート チャレンジ 2024」と題してGAORAで下記のスケジュールで放送予定だ。 12月30日(月)18:30~18:40 ★初回放送 1月3日(金)23:20~23:30 1月5日(日)16:30~16:45 1月6日(月)11:20~11:35 1月12日(日)22:15~22:30 1月25日(土)28:15~28:30 1月30日(木)22:20~22:30
motorsport.com日本版