管理栄養士が考える、若々しい体を作るレシピ4選。にんじんの美肌サラダ、脳の活性化・血流改善には、焼きサバと新玉ねぎのたたき風
◆肉巻きしいたけ《骨密度強化》 【材料】2人分 ・しいたけ…大3 ・個豚薄切り肉…6枚 ・青じそ…6枚 ・ピザ用チーズ…30g ・塩・こしょう…各適量 ・オリーブオイル…適量 【作り方】 (1) しいたけは石づきの硬い部分を切り落とし、軸ごと半分に切る。 (2) 豚肉に青じそを重ね、しいたけに巻きつける。 (3) フライパンにオリーブオイルをひいて中火に熱し、(2)を入れて返しながら焼く。豚肉に火が通ったら、塩・こしょうを振り、チーズをのせてふたをして、チーズが溶けるまで焼く。 【栄養面のここがスゴイ】 チーズに含まれるカルシウムは、しいたけのビタミンDにより吸収効率が上がり、さらに豚肉のビタミンB群、青じそのビタミンKを組み合わせることで、骨密度を高める相乗効果が生まれます。 秋に旬を迎えるしいたけの食物繊維は生活習慣病の予防、β-グルカンは細胞の老化を防ぐ効果が。 栄養がある軸の部分も残さず使いましょう。
◆焼きサバと新玉ねぎのたたき風《脳の活性化・血流改善》 【材料】2人分 ・塩サバ…半身分 ・新玉ねぎ…1/4個 ・青じそ…2枚 ・鰹節…適量 ・ポン酢しょうゆ…大さじ1/2 【作り方】 (1) 塩サバは半分に切り、魚焼きグリルで焼く。新玉ねぎは薄切りにする。 (2) 皿に青じそを敷き、焼いたサバを並べ、新玉ねぎと鰹節をのせてポン酢しょうゆをかける。 【栄養面のここがスゴイ】 必須脂肪酸のDHAやEPAは、脳神経を再生し、脳の働きを活性化させる効果が。サバなど青魚に多く含まれている栄養素です。 玉ねぎの硫化アリルを組み合わせれば、血液サラサラ効果が倍増。 サバからは、必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なタンパク質、美肌に役立つ亜鉛、貧血を予防する鉄分も摂ることができます。 ※参考文献『管理栄養士が教える! 世界一カンタンな長生きレシピ』(宝島社) (構成=山田真理)
関口絢子
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