ジョニー・ソマリことイスマエル・ラムジ－・カリド被告（24）

　「ジョニー・ソマリ」と名乗って迷惑行為の動画を配信していた米国籍の大学院生、イスマエル・ラムジ－・カリド被告（24）が、大阪市内の牛丼店で大音量の音楽を流し、業務を妨害した罪に問われた裁判で、男は起訴内容を一部否認しました。 　起訴状などによりますと米国籍の大学院生、イスマエル・ラムジ－・カリド被告（24）は9月、大阪・ミナミにある牛丼チェーン店内で、店内の様子を撮影しながら大音量で音楽を流し、店員の業務を妨害した威力業務妨害の罪に問われています。 　19日の初公判でカリド被告は「レストランでビデオを撮ったことは否認しない。反省している」と述べましたが、弁護側は「音楽は被告が主体的に流したのではなく、視聴者の反応によって自動的に流れた」と主張し、起訴内容を一部否認しました。 　裁判は即日結審し、検察側は論告で、「被告は配信をやめたり、音楽の音量を調整したりすることができた」とした上で、「犯行は自己承認欲求を満たすためで酌量の余地はない」と、罰金20万円を求刑しました。 　カリド被告は、最終意見陳述で「今後は動画配信はしない。本国に帰って勉強を続けて仕事に就き、兄弟の良いロールモデルになりたい」と述べました。 　判決は来月10日に言い渡される予定です。