好調バルセロナ、またも攻撃陣が大爆発! ジローナを“4発”撃破でラ・リーガ開幕から5連勝達成
ラ・リーガ第5節が15日に行われ、ジローナとバルセロナが対戦した。 ここまでのリーグ戦で全勝を記録し、首位スタートと順調なスタートを切ったバルセロナ。ハンジ・フリック新監督の下で好調を維持する同クラブは、4試合で13得点3失点と圧巻のスタッツを残している。今節もラミン・ヤマルやダニ・オルモに加え、8月の月間MVP(最優秀選手賞)に輝いたハフィーニャが先発出場。無傷の5連勝を目指し、昨シーズンはクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したジローナと激突する。 試合は、敵地に乗り込んだバルセロナが立ち上がりから攻勢を強める。6分にポゼッションでジローナを押し込むと、ボックス左角でボールを持ったダニ・オルモがクロスを送る。一度は相手にクリアされたものの、こぼれ球をペドリがペナルティエリア内で回収。トラップしたボールを、横からヤマルがスイッチする形でシュートに持ち込むが、GKパウロ・ガッサニーガの正面に飛んでしまった。 26分には相手のミスからバルセロナがチャンスを作り出す。ジローナがGKを交えつつ自陣からビルドアップ。ミゲル・グティエレスのバックパスが逸れた隙を逃さず、プレスをかけたダニ・オルモがインターセプトする。ドリブルで中に運びながらクロスを入れると、ボールは大外で待つジュール・クンデへ。トラップからボレーシュートを放ったが、枠の左に外れてしまった。 そんななか、直後の30分にも再びジローナがビルドアップでミス。ゴールキックの場面でGKの横パスを受けたダビド・ロペスが、ペナルティエリア深くからドリブルを開始。自らの背後にフィールドプレーヤーがいない状況でボールを運ぶが、横からプレスを仕掛けたヤマルに奪われてしまう。そのままGKガッサニーガとの1対1を冷静に制し、バルセロナが先制に成功した。 さらに37分、バルセロナが左サイド深くでフリーキックを獲得。ハフィーニャが左足で送ったクロスがロベルト・レヴァンドフスキに当たると、ボールは手前のスペースでフリーとなっていたヤマルに流れる。ゴール前の密集をすり抜けるシュートを打ち抜き、17歳の“神童”が追加点を挙げた。 一方のジローナも、44分にショートカウンターで決定機を創出。クロスに飛び込んだブライアン・ヒルのシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに防がれるが、直後のクロスの流れからイニゴ・マルティネスの手にボールが接触する。しかし、主審は一度ジローナのPKと判断したものの、オンフィールドレビューによって取り消しに。スタジアムはブーイングに包まれた。 すると、後半開始直後の47分にスコアが動く。ハーフライン付近でパウ・クバルシの横パスを受けたクンデが、左足に持ち替えながら前線にフィードを供給。裏へと抜け出したダニ・オルモがダイレクトで右足を振り抜くと、角度の小さい位置からシュートをネットに突き刺す。バルセロナが敵地でリードを3点に広げた。 止まらないバルセロナは64分、ハフィーニャのフリックからバイタルエリアのマルク・カサドにボールが渡る。DFのギャップを通す優しいスルーパスを送ると、走り込んだペドリが反応。GKのタイミングを外しながらゴールに流し込み、大きな4点目を決めた。 その後は80分にジローナから1点を返され、86分には途中投入のフェラン・トーレスが一発退場に。それでも3点のリードを守り切って試合は終了。4-1で勝利したバルセロナが5連勝を達成した。次節、ジローナはCLを挟んで21日にアウェイでバレンシアと対戦。バルセロナも同じくCLを挟み、22日にアウェイでビジャレアルと対戦する。 【スコア】 ジローナ ●-● バルセロナ 【得点者】 0-1 30分 ラミン・ヤマル(バルセロナ) 0-2 37分 ラミン・ヤマル(バルセロナ) 0-3 47分 ダニ・オルモ(バルセロナ) 0-4 67分 ペドリ(バルセロナ) 1-4 80分 クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ)
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