『虎に翼』「女は働かなくてもいい。得だろ?」に「分かる!」と即答していた白髪交じりの小橋。真意を聞いて視聴者「めちゃくちゃ良いこと言う」「このために存在」「発芽玄米どころか立派な根」
◆8月28日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第22週「女房に惚れてお家繁盛?」の108回が8月28日に放送され、話題になっています。 明日の『虎に翼』あらすじ。優未が星家でとある提案を。朋一は手伝うも、のどかは…<ネタバレあり> *以下、8月28日放送内容のネタバレを含みます。 稲垣(松川尚瑠輝さん)・小橋(名村辰さん)にも手伝ってもらい、裁判所で開かれた中学生向けの勉強会で、男子学生から「女性は働かなくてもいい」という意見が出る。 一方、判事補・秋山(渡邉美穂さん)は妊娠したことを寅子に相談。 出産後も秋山がもし判事を続けたいなら、戻って来られるよう居場所を必ず守ると寅子は約束するが――といった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ ドラマは先日の続き、中学生向けの勉強会から始まりました。 前回のラスト、社会に出て働きたい女性は大勢いる、といった大人たちの説明に対し、男子学生が「どうして働きたいの? 自分から辛い思いをしにいっているってこと? 女は働かなくてもいいんだ。そっちの方が得だろ?」と問いかけます。 すると横から小橋が「そう!分かる!」と答え、「おやおやおや」というナレーションが流れます。その真意は果たして…というところで前回は幕を下ろしました。 そして迎えた今回。 小橋が「先生やまわりがかまったり、優しくするのは、優等生か、こいつみたいな不良で、中途半端な俺達はいないも同然」と話し始めて、さらに一堂を動揺させます。 寅子が「小橋さん…?」とたずねると、続けて「できる男と比べられるのも嫌なのに、さらにできる女とも比べられる! 頑張らなくてもいいのに頑張る女たちに無性に腹が立つ!」と語気を強める小橋。
◆小橋の真意 そのうえで「そんでお前が想像しているとおり、その苦しさはずっと続くし、お前はこの先の人生、ずっとできる奴らと比べられ続ける。平等ってのはさ…俺たちみたいなやつにとって、確かに損なところもたくさんある。でもそのいらだちを向ける時、お前、弱そうな相手を選んでないか?」と続け、学生の目を見てたずねます。 「えっ?」と学生が答えると、「この先、どんな仕事をしてどんな人生を送ろうと、弱そうな相手に怒りを向けるのは何にも得がない。お前自身が平等な社会を拒む邪魔者になる。嫌だろ?」と話します。 「嫌だ…」と答えた学生に対し、「ま、一番になれなくてもさ、お前のことをきちんと見てくれる人間は絶対にいるからさ」と勇気づける様子に一堂は言葉を失います。 最後に「わりい。裁判官も法律も、なんも関係ない話をしちゃってさ」と話すと寅子は「いいえ!とっ……てもいい話だった!」と小橋を称えるのでした。
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