【ホープフルS】クロワデュノールは栗東CWコースで鋭い伸び 北村友騎手「前走より雰囲気はいい」
クロワデュノールは北村友騎手を背に、栗東CWコースで併せ馬。ルシフェル(3勝)を見る形でリズム良く進み、馬なりのまま伸びのあるフットワークでラスト1ハロン11秒3(6ハロン84秒3)を計時して併入した。 「前走より雰囲気はいい。いいバランスを保ってゴールできました」と鞍上は好感触を伝える。 5カ月ぶりの前走・東京スポーツ杯2歳Sは調教の動きがなかなか上向かず「出走するか悩んだ」(斉藤崇調教師)ほど。それでも好位から危なげなく抜け出して、快勝した。同レースは同じキタサンブラック産駒のイクイノックスをはじめ14頭がその後、JRA・GⅠを制している出世レースだ。 師は「少しでも(そういう馬に)近づけるように、いい走りをして来年のクラシックに行きたいです」と力を込めた。底知れない能力を持つ大器が、無傷のV3でGⅠ初勝利を決める。(斉藤弘樹)