ドンキでバイト芸人…コンプレックスも克服 ロングアイランド松原さん 夢は「事務所のビルを建てたい」
バイト中に「コンプレックス」克服?
大学まで野球一色の生活を過ごしてきた松原さんは、「今のバイト先はチームワークが重要なんで、野球とどこか似ている気がする」と話します。 20代から70代まで働いているというスタッフ同士の仲も良く、バイト終わりに数人でご飯を食べに行くこともあり、違う世代との交流に刺激も受けているそうです。 スタッフの中には芸人も数人いて、バイトを通じて自然と仲が良くなり「同じライブに出た時に絡みやすくなる」といいます。 そして松原さん、実はこのバイトを始めるまで、女性と話すのが苦手だったそう。 「男3人兄弟で育って、大学時代まで野球をやっていましたし、芸人の世界もほぼ男性ばかり……。女性との接し方が分からなかったんです(苦笑)。芸人としても、性別や年齢に関係なくコミュニケーションがとれた方がいいのに、とコンプレックスでした」 女性のお客さんに何がウケるのかが分からず、ネタ作りの悩みにもつながっていました。 しかし、ドン・キホーテでバイトを始めると、女性スタッフはフレンドリーで話しやすく、苦手意識が少しずつ薄れてきたそうです。 「狙ったワケではないのですが、せっかくなので、バイトをしながら女性とのコミュニケーションの取り方の練習もしています(苦笑)」
「事務所ビル」を建てられるぐらいの芸人に…
現在は月15本ほどのライブを中心に活動するロングアイランド。 直近の目標は、賞レースのファイナリストになることです。 「相方は歌が得意なので、2018年の『歌ネタ王決定戦』で準決勝まで残ったんですが、やっぱり漫才かコント、どちらかでもっと上のステージに行きたいです」 賞レースにこだわる理由は、知名度の高い「共通のものさしだから」だといいます。 「『M-1グランプリ』や『キングオブコント』の決勝に残ったら、一気に知名度も上がりますし、『なかなか面白いコンビ』というイメージがつきます。賞レース以上に面白さの評価として分かりやすいものはないでしょう」と推測しています。 そして、「ゆくゆくは太田プロダクションの名前を背負うような看板芸人になりたい」と松原さん。 「太田プロ専用の劇場もあった方がいいと思いますし、いつかは事務所の自社ビルもほしいですよね。そんな夢が叶えられるくらいに売れることが、一番の目標です」