B1王者の広島がBCLアジアへ向けて編成方針示す「イレギュラーな体制」近日中に新戦力発表も
6月3日、B1リーグ2023-24シーズンの年間優勝を果たした広島ドラゴンフライズは、同9日からドバイで開催される『バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)』へ向けたチーム編成方針を発表した。 6月はBリーグの各クラブにとってチーム再編の時期に当たるはずだったが、今シーズンからFIBA主催のアジア最強クラブを決める大会が再始動。Bリーグファイナルを制した広島が“日本代表”として、同大会に参戦することになった。 クラブ公式サイトを更新した広島は、「ほとんどの外国籍選手はそもそも契約をクラブと結んでいない時期に該当することもあり、クラブにとっては、急遽参加が決まった本大会は非常に難しい対応になると覚悟をしてBリーグシーズン終了後に準備を進めてまいりました。リーグとも連携をして、非常にイレギュラーな体制で臨むこととなりました」と、難しい状況で“6月の公式戦”に臨むことになったと説明。 現在、Bリーグの各クラブは新シーズンへ向けて、契約情報を連日発表しているが、広島は「目の前の試合に集中するためにも、BCLが終わってから発表したいと考えております。しかしながら、BCL参戦の有無は来シーズン契約の有無もある程度関わってくる状況となっております。それぞれの契約内容を鑑み、どうしても必要な発表についてはBCL開催前に行う予定となります」と、今後の契約情報の扱いに関する姿勢を示した。 また、BCLアジアには、カイル・ミリングヘッドコーチが率いる2023-24シーズンのスタッフ体制で臨むことを明かし、スケジュール調整が難しい選手やコンディションの悪い選手については参加しない予定。一方、2024-25シーズンの新戦力がBCLアジアに参戦可能となったようで、出場見込みの選手を近日中に発表するとのこと。今シーズン限りでの現役引退を表明していた朝山正悟は、8日に北海道で開催される桜井良太の引退試合を終えてから、ドバイで戦うチームのもとへ向かうという。 広島は「クラブとしてはタフなスケジュールの中で初の国際大会となりますが、怪我をすることなく、出場するからには少しでも高い景色が見られるように努力を続けてまいります」と、BCLアジアへの意気込みを表明した。
■ BCLアジアの大会概要
【開催地】 アラブ首長国連邦・ドバイ 【開催期間】 2024年6月9日~6月15日 【出場チーム】 ・グループA 遼寧フライングレオパーズ(中国) シャバーブ・アル・アハリ(UAE) NSマトリックス(マレーシア) アル・リヤディ(レバノン) ・グループB 広島ドラゴンフライズ(日本) シャーダリ・ゴーガン(イラン) 釜山KCCイージス(韓国) ペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)
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