【年金請求書の提出もれに注意!】もうすぐ65歳「老齢年金」を受給するまでの流れを教えて!
多くの人は、65歳から老齢年金の受け取りが始まります。 そのため、65歳の誕生日が近い人はいつ年金がもらえるか気になる人も多いでしょう。 ◆【表でチェック】はじめての年金は「いつ」から「いつまで」の分が支給される? ただし、年金を受け取るためには申請手続きが必要です。 本記事では、年金を受け取るために必要な手続きとスケジュールを説明するので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
受給開始年齢に達する3ヵ月前に年金請求書が届く
老齢年金の支給対象者には、65歳になる約3ヵ月前に年金請求書が届きます。 年金請求書には年金の加入記録などが記載してあるため、記録内容に誤りやもれがないかを確認してください。
誕生日の前日以降に年金請求書を提出する
年金の請求手続きができるのは、誕生日の前日以降です。 そのため、7月10日が誕生日の人は7月9日以降で申請をおこないます。 3ヵ月前に送られてきた年金請求書を年金事務所へ提出しましょう。また、電子申請も可能です。スマートフォンから約15分程度で申請手続きが完了します。 スマートフォンを使える人は、ぜひ電子申請の利用を検討してみてください。
年金請求書の提出から1~2ヵ月後に年金証書・年金決定通知書が届く
年金請求書の提出もしくは電子申請が完了してから、約1~2ヵ月後に年金証書・年金振込通知書が届きます。 年金支給額が記載されているため、かならず金額を確認しましょう。年金計算の基礎となる加入期間や標準報酬月額なども記載されています。
年金証書・年金決定通知書が届いてから1~2ヵ月後に年金が振り込まれる
年金証書・年金決定通知書が届いてから、1~2ヵ月後に年金が振り込まれます。 また、年金が振り込まれる月によって何月分までの年金が振り込まれるかが異なる仕組みです。最初に年金を受け取った月ごとの、最初の年金支給にかかる支払対象月は以下のとおりとなります。 ●年金受取月ごとの支払対象月 最初に年金を受け取った月 最初の年金支給にかかる支払対象月 ・1月 支給開始年月の分から前年の11月までの分 ・2月 支給開始年月の分から前年の1月までの分 ・3月 支給開始年月の分から前年の1月までの分 ・4月 支給開始年月の分から前年の3月までの分 ・5月 支給開始年月の分から前年の3月までの分 ・6月 支給開始年月の分から前年の5月までの分 ・7月 支給開始年月の分から前年の5月までの分 ・8月 支給開始年月の分から前年の7月までの分 ・9月 支給開始年月の分から前年の7月までの分 ・10月 支給開始年月の分から前年の9月までの分 ・11月 支給開始年月の分から前年の9月までの分 ・12月 支給開始年月の分から前年の11月までの分 例えば、7月10日が誕生日の人が10月に初めて年金を受け取った場合、その金額は8月・9月分の年金です。なお、年金は受給権が発生した月の翌月分からの受け取りとなるため、7月10日が誕生日の人がもらえる年金は8月分からとなります。