EUのウクライナ支援「揺るがず」、外相がキーウ訪問
[キーウ 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は9日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、EUによるウクライナ支援は「揺るがない」と表明した。 米大統領選でトランプ前大統領が勝利して以降、EU高官がキーウを訪問するのは初めて。 ボレル氏によると、EUはこれまでウクライナに1220億ユーロ(約1310億ドル)の軍事・財政支援を行い、約6万人のウクライナ兵を訓練してきた。冬の終わりまでに7万5000人に達することを目指しているとした。 ウクライナのシビハ外相との共同記者会見で「ウクライナ支援は揺るがない。ロシアの侵略に対しウクライナの自衛を続けるために絶対に必要」と強調した。 トランプ氏は米国のウクライナ軍事・財政支援の規模を批判し、戦争を速やかに終わらせると約束している。 シビハ外相は、ウクライナとして「公正な和平」達成のために米国の指導力が継続することを期待すると述べた。 ボレル氏によると、来週EU国防相会議が予定されており、ウクライナ支援の継続や強化について話し合う見通し。