【バラのある暮らし】バラを新苗から大きく育てる栽培テクニック&オススメのローズたちも紹介します
4月になると園芸店ではバラの新苗が並びます。「新苗」とは前年に接ぎ木して、初めての春を迎えたバラの赤ちゃんです。 【写真・図表全6枚】バラを新苗から育てる醍醐味を感じよう!「栽培カレンダー」と「おすすめ品種」いっきに見せます! ガーデナーなら誰もが憧れる「バラのある暮らし」。今回は新苗から育てるバラ栽培のテクニックを解説します。 記事最後には新苗からでも元気に育つ強健なバラを、参考価格とともに紹介していますので、品種選びの参考にしてくださいね。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「新苗」にまつわるあれこれ&「強健なバラのオススメ品種」
●新苗の魅力とは? ・新種が手に入る ・大株に育て上げる醍醐味 ・リーズナブルな価格 ●新苗の栽培テクニック ・新苗栽培カレンダー ・購入後はすぐに植え付ける ・たっぷり水やりする ・肥料を与える ・夏までは花を咲かせない ・シュートが伸びてきたら切り戻す ●強健なバラオススメ品種 ・アイスバーグ ・バフ・ビューティー ・アンジェラ ・レッド・レオナルド・ダ・ビンチ
新苗の魅力とは?
●新種が手に入る 前年にバラのナーセリーによって発表された新種は、新苗でしか手に入りません。レア品種をいち早く手に入れたい世界中のバラ愛好家が、首を長くして待っています。 ●大株に育て上げる醍醐味 新苗はバラの赤ちゃんなので、育て方しだいで自分好みに仕立てられます。その半面、ひとつ間違うと思うように生長しないことも。 初心者にはややハードル高めですが、十分経験を積んだ方は一度新苗栽培にチャレンジしてみるのもよいでしょう。 ●リーズナブルな価格 大苗と比べると新苗は2000円前後と価格がやや低め。たくさんの苗を購入したい方にとっては、経済的にもうれしいところです。
新苗の栽培テクニック
●新苗栽培カレンダー ●購入後はすぐに植え付ける 新苗を家に持ち帰ったら、すぐに二回りほど大きな植木鉢に植え替えましょう。いきなり地植えするより、鉢植えで少しずつ鉢増ししながら養育するほうがオススメです。 根鉢をくずさないようにそっとポットから抜き出し、新鮮な土を入れた鉢に植え込みます。根が動かないように支柱を立てましょう。 ●タップリと水やりする 根が十分に伸び切っていないので、土を乾燥させないことがポイント。植え付け後はしばらくの間タップリと水を与えましょう。ぐらつきがなくなったら土の乾き具合を見ながら水やりします。 ●肥料を与える 植え付け後2週間ほど経過したら肥料を与えます。肥料は緩効性の化成肥料を1カ月に1~2回、株元にばらまきましょう。 ●夏までは花を咲かせない 新苗は8月までは花を咲かせないことが鉄則。最初は開花より株の生長を優先するためです。花を見たい気持ちをグッとこらえて、つぼみはすべてカットします。 秋になって株がたくましく育ったら花を咲かせて、心ゆくまで楽しみましょう。 ●シュートが伸びてきたら切り戻す 生長するにつれて茎が長く伸びたり、株元から「シュート」と呼ばれる元気いっぱいの新枝が出てきたりします。夏までは伸びた枝を半分程度まで切り戻しましょう。 切り戻しを繰り返すことで脇からさらに新枝が伸び、こんもりした樹形に整えられます。 バラを新苗から育てる醍醐味を味わいたくなってきたみなさんに、筆者が太鼓判をおす「強健なバラ おすすめ品種4選」を次でご紹介しましょう。 純白、アプリコット、ピンク、そして真紅のバラ。お気に入りは見つかるでしょうか?